高校生に知ってほしい、正しい勉強方法の基本について、家庭教師や塾経営を経て参考書などを多数執筆している船登惟希さんに教えてもらった。

Q.何を勉強のモチベーションにすればよい?

A.定期テストに向けて勉強することが基本。

 

定期テストでいい結果を残そう

勉強の量も質も中学時代と大きく変わりますが、定期テストに向けて勉強することが勉強の中心になることは変わりません。特に1・2年生は定期テストでいい結果を残すということをモチベーションにしましょう。定期テストでの頑張りによって定着した知識は、受験でもあなたを助けてくれますよ。

対策は2週間前から

「学校の成績なんか良くなくても、入試でいい点取れればいいんだ」と思っている人もいるかもしれません。しかし、普段の練習(学校の定期テスト)でうまくできないことが本番(入試)でできるかと言われたら、難しいと言わざるを得ないでしょう(もちろん、学校の成績が良くなくても受かる人はいますが、ほんのひと握りです)。定期テスト対策は遅くともテスト期間の2週間前から始めて、必ず目標の点数や順位を決めて取り組むようにしましょう。

船登惟希(ふなと・よしあき) 東京大学理学部化学科卒業。学習参考書などを多数執筆。著書に「高校一冊目の参考書」(KADOKAWA)など。
 
勉強法についてもっと詳しく知りたい人は……船登さんの本をチェック!
高校の勉強のトリセツ(船登惟希・山下佳祐著、学研プラス、税込み1404円)
 
「高校での勉強は中学の10倍大変」「教科書で勉強せず,まずは補助輪参考書を使え」など、先輩たちが早めに知りたかったテーマが満載。マンガとイラスト図解で読みやすい。