数学オリンピック財団は、7月にルーマニアで開かれる第59回国際数学オリンピック(IMO)の日本代表6人を決め、発表した。

代表は次の6人。(敬称略)

新居智将君(東京・開成高校3年)

清原大慈君(東京・筑波大学附属駒場高校3年)

黒田直樹君(兵庫・灘高校3年)

馬杉和貴君(京都・洛南高校1年)

西川寛人君(愛知県立明和高校3年)

渡辺直希君(広島大学附属高校1年)                          

黒田君と清原君は、昨年も日本代表として国際数学オリンピックに参加。黒田君が金メダルを、清原君が銅メダルを獲得している。

日本代表は、国内大会である第28回日本数学オリンピック(JMO、4415人が予選に応募)、第16回日本ジュニア数学オリンピック(JJMO、3242人が予選に応募)の成績優秀者から選抜された(6人ともJMOの参加者)。

国際数学オリンピックは、各国6人まで出場できる。6問の筆記試験に、1日4時間半ずつ2日間にわたり取り組む。メダルが与えられる人数はおおむね、金メダルは合計得点の上位約8%、銀メダルは続く約17%、銅メダルは続く約25%。

日本は昨年まで5年連続で全員がメダルを獲得している。昨年は、高谷悠太さん(開成高校3年=当時)が世界1位(他に2人が同得点)の快挙を成し遂げ、国別順位でも日本は6位に入った。