全国高校総体の新体操女子団体で初優勝した日女体大二階堂

全国高校総体(インターハイ)新体操女子団体が8月11日に松江市総合体育館で行われ、日女体大二階堂(東京)15.850点で初優勝した。(文・椎名桂子、写真・清水綾子)

手具を使って5人が演技する女子団体は45校が競った。午前の24校が演技を終えた時点で、昨年覇者の伊那西(長野県)が、少しのミスはありながら14.750でトップに立っていた。優勝候補・昭和学院(千葉)が午後一番の試技で、美しく強さも感じさせる完璧な演技で15.816をたたき出し、首位に躍り出ると、全国高校選抜覇者の金蘭会(大阪府)も、1秒も安心できるところのないスーパーハイリスク演技で15.100と昭和学院に迫る得点を出した。

全国高校総体の新体操女子団体で初優勝した日女体大二階堂

ほぼ勝負はついたかと思われた終盤・37番目に登場した日女体大二階堂は、ノーミスで、ターンの回り終わりまで5人がぴたりとそろう演技で会場を沸かせ、15.850点と昭和学院をわずかに上回り、初優勝を決めた。前日の個人の亀井理恵子に続き、団体も東京勢が初優勝。かつて表彰台の常連だった東京の復活を印象づける大会となった。