全国総文祭には14年連続で出場する。15年の歴史がある「越谷北高新聞」を、昨年は通常号と特別号を合わせて32号発行した。部員は22人。平日は毎日活動する。読者の心を動かす紙面を目指して、先生や生徒のインタビューから社会問題まで、幅広いテーマを取り上げる。

福島沙織さん(2年)ら8人は、3月にさいたまスーパーアリーナであった世界フィギュアスケート選手権で、プロの記者に交じって浅田真央選手らの公式会見を取材した。「質問した時は手足が震えるほど緊張しました」(福島さん)

部長の若林育実さん(2年)は「新聞を手に取った友だちが喜んでくれると、頑張ってよかったと感じます」と話す。「総文祭では、全国の新聞部員と協力して交流新聞を作ります。他校の新聞作りの技術を吸収したい」と、当日を心待ちにしている。(文・写真 野口涼)