秋は大学の学園祭のシーズン。高校より広いキャンパスで、大学生が企画した活気ある催しを楽しみながらオープンキャンパスとは違う角度から学生生活の雰囲気を感じられる。最近は、高校生向けの企画も充実しており、大学選びの参考になりそうだ。3大学の注目企画を取材した。
(中田宗孝)
「パレードで学生生活にあこがれて」
●早稲田大学
毎年約15万人以上の来場者でにぎわう早稲田大学の「早稲田祭2015」(11月7・8日)。中でも「パレード企画」(7日夕方から)は早大生約400人がよさこいや楽器演奏といったパフォーマンスをしながら大学周辺を練り歩く目玉イベントだ。運営スタッフ代表の佐野良輔さん(文化構想学部3年)も「これぞ『早稲田文化』という学祭をお見せします! 高校生に『こんな学生生活を過ごしたい!』と思ってほしい」と意気込んでいる。
「未来の東大生」ガイドツアーも
●東京大学
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約500もの企画が参加する東京大学の「第66回駒場祭」(11月21〜23日)は昨年、11万人以上が来場。東大生が学内を約40分かけて案内する「ガイドツアー」(3日とも午前9時半と午後1時半に整理券配布、15分ごとに出発)がオススメ。4つのコースを用意している。駒場祭委員会委員長の秋月優里さん(文科Ⅰ類2年)は「高校生には『未来の東大生ツアー』に参加してほしいです。学生の話を直接じっくり聞くことができ、普段は入れない1号館の時計台も登れます!」
キャンパスで謎解きウォークラリー
●大阪大学
大阪大学の「第56回まちかね祭」(11月1〜3日)では、「謎解きウォークラリー」(3日間とも開催)に注目。専用の台紙を持って、広大なキャンパスの各地で出題される謎を解いていく。キャンパスをじっくり回ることができ、すべての謎が解けると景品をもらえるお楽しみも。「学園祭では阪大生に『阪大ってどうですか?』と気軽に声を掛けてください。きっとリアルな声が聞けますよ」と大学祭中央実行委員会委員長の河野健人さん(法学部3年)。
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