「庵野賞」に選ばれた鎌倉学園高校の作品「梅雨の北鎌倉」

全国の高校生が自作した鉄道ジオラマを競う「第8回全国高校鉄道模型コンテスト2016」(8月6・7日、東京ビッグサイト)では、特別ゲスト審査員の映画監督、庵野秀明さんが鎌倉学園高校(神奈川)鉄道研究同好会の作品「梅雨の北鎌倉」を「庵野賞」に選んだ。(文・写真 中田宗孝)

庵野さんは「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズを手掛け、公開中の映画「シン・ゴジラ」の総監督を務める。鎌倉学園高校の作品は、学校の最寄り駅である横須賀線・北鎌倉駅周辺を題材でモジュールレイアウト部門に出品された。制作主任を務めた松島太郎君(1年)は「庵野監督は以前、鎌倉に住んでいたようで、『鎌倉の風景を上手に切り取ってセンスを感じる』との言葉をもらえてうれしいです」と喜びをかみしめた。レトロな雰囲気がある北鎌倉駅の駅舎の再現度が評価され、部門の「情景賞」も受賞した。

同校は、第2回大会(2010)で「北鎌倉駅」をテーマにした作品を出し、「モジュールレイアウト部門」優秀賞を受賞している。