「第7回全国高校生英語ディベート大会」(主催・全国高校英語ディベート連盟)が12 月15、16 日、千葉・幕張総合高校で行われた。「日本の大学は9月から学年を始めるべきである。是か、否か」という議題をめぐり、全国から参加した64 校が英語で熱い論戦を繰り広げた。 (文・写真 鈴木佳代子)

優勝は栃木 宇都宮

大会2日目は、予選を通過した上位8校がトーナメント戦に臨んだ。準々決勝では、昨年の優勝校、兵庫・灘高校が栃木・宇都宮高校に敗れ、予選成績1位の栃木・宇都宮女子高校が埼玉・市立浦和高校に敗れるなど激戦となった。

大会は進行を含め、全て英語で行われ、試合では力強く早口の英語が飛び交う。発言時間が細かく決められているため、その中で必要な事柄をできるだけ多く伝えようと、言葉を詰め込んでいる感じだ。まるで言葉の格闘技だ。

宇都宮高校と北海道・北嶺高校による男子校対決となった決勝は、説得力のある英語で、余裕をもって対峙しているように見えた宇都宮高校が優勝。1月28日からトルコで行われるWSDC世界大会への出場権を獲得し、準優勝の北稜高校も別の世界大会への出場権を得た。「世界大会は、統計資料や原稿を読むことはあまりできず、対話が重視されるので、海外経験のない僕たちには大きな挑戦です!」と、宇都宮高校英語部部長の小間悠生君(2年)は意気込む。世界でのさらなる飛躍に期待したい。