滋賀・立命館守山高校 あすなろ祭 テーマ trigger ~始まりの合図、可能性の引き金。~

昨年度から文化祭の一般公開を始めた滋賀・立命館守山高校。 〝日本一の文化祭を目指そう〟を合言葉に一致団結で取り組んだ。 (10 月6・7日開催、文・写真 白井邦彦)

町田研一先生は「生徒のやる気は上がるし、一般の方々への対応を通していい社会勉強にもなります」と一般公開を始めた理由を話す。

実際、文化祭実行委員長の西村美保さん(3年)と事務局長の大矢根葉那さん(3年)は「来場者が気持ちよく過ごせるよう、安全面や掃除、挨拶、言葉遣いなどに気を使った」と口を揃える。一般公開により運営の意識が変わったという。呼応して各クラス全員で行う企画もハイレベルに。1年生の映画製作&上映や2年生の教室演劇、3年生のホール演劇のどれをとっても高校生離れした作品だった。特に3年生は高校最後の思いをぶつけるような熱演で観衆を沸かせた。

写真同上=3 年4 組の演劇『ALIVElast letter』 は、笑いあり、涙ありで観衆を引き付けた。作、演出、出演を担った大久保直亮くんは「命の重さをテーマに盛り込みました。みんなが熱演してくれたので、うまく観客に伝わっていたらうれしいですね」と話した。