3月2 4 、25 の両日、地元の幕張メッセ(千葉市美浜区)で開かれたチアダンスの全国大会USANationals in Japan 2012に応援部(チアリーダー)が出場。Songleading / Pom部門高校large編成で、12チームが選ばれるファイナルに勝ち残り、7位入賞を果たした。さらにベストチアアップ賞も受け、創部以来、最高の成績を収めた。チアアップとは、他チームの演技中にポンポンを振ったり声援を送ったりすること。いわばライバルにエールを送る行為で、フェアプレーの精神を表している。

普段の発表の場は、9月の文化祭と野球部の応援。練習では、手足の動きの統一感に心を配る。部長を中心に、外部のコーチの指導も仰いでいる。勉強とスポーツの両立が学校の方針。限られた時間の中、生徒たちは自主的に練習メニューを考え、朝練習にも取り組んできた。

全国大会に向けては、まず2月4日の東京大会(予選)に臨んだが、強豪ひしめく地区だけに予選突破できなかった。しかし、大会独自の規定で予選は2地区への出場が可能で、同月25日の千葉大会で見事1位となり、出場切符をつかんだ。

顧問の馬場晴美先生は「チアリーダーとして恥ずかしくないような生活態度を指導している。入賞できたことはもちろんだが、チアアップ賞をいただけたことが何よりうれしい。生徒には今後もこの精神を持ち続けてほしい」と語る。元部長の谷沙耶加さん(現3年)は「先輩たちが成し得なかった全国大会に出場できてうれしい。大学に進学してもチアリーディングを続けたい」と、将来をしっかり見据えている。(中村好伯)

学校紹介

1937年創立。小川暢久校長。生徒数1364人。個性の尊重と自主自立を教育方針とする。

チアリーダー