高校生は自分で使えるお金の額に限りがあります。「気づいたらお財布がすっからかん……」なんてことにならないよう、高校生記者に無駄遣いを防ぐコツを聞きました。きちんと管理して、上手にお金を使いましょう。

【1】電子マネーは多額を一度に入金しない

電子マネーは便利ですが、使った感覚が薄くなりがちです。PayPayなどのアプリに一度に多くのお金を入金するのではなく、必要な時だけ親に入金してもらったり、コンビニでその都度チャージしたりすると、出費を大幅に減らせます。(雫=2年)

電子マネーは使うときにチャージする

【2】お小遣い帳で予算を立てる

お小遣い帳をつけて管理しています。「食費」「交際費」など項目ごとに毎月の予算を立て、残高を確認しながら使います。最初は予定を考慮できず、予算を超える時もありました。ですが、慣れれば、友達との予定や行事を踏まえた適切な計画が立てられるようになります。最初は気にし過ぎないのがコツです。(しまりす=2年)

お小遣い帳で収入・支出を管理(写真・しまりす) 

【3】アプリで支出を一括管理

お金をつい使いすぎて、月末にはすっからかんになる私は、最近お小遣い帳アプリで管理し始めました。プリを始めてからは、残高が尽きることがなくなりました。簡単にスキマ時間で入力でき、QR決済と現金の両方をまとめて管理できるので便利です。(もふもふん=2年)

アプリを活用してお小遣いを管理する(写真・もふもふん)

【4】買い物内容をメモして見直す

スマホのメモに、買った物を記録しています。日時や金額、購入理由を一緒に残すと「今すぐ必要なのか」「似たものを前に買っていないか」と考える時間ができます。衝動買いを防ぎ、本当に必要なものにお金をまわせるようになり、生活がより充実しました。(あまね=1年)

スマホのメモに買ったものをメモしている(写真・あまね) 

【5】お小遣いを現金でもらう

お小遣いを電子マネーでもらっていた時は使いすぎてしまいました。そこで、現金でもらうようにしたところ、お金の重みを感じるようになり、大切に使う意識が芽生えました。(えび=2年)

【6】中古品やフリマを活用する

本は中古で買う、読み終わった本はフリマで売るなどルールを決めて節約しています。月初めに、お小遣いを「遊び用」「推し活用」「お菓子用」などに分けておくようにしています。(もふもふん=2年)

中古の本を買って節約

【7】衝動買いを防ぐ

衝動買いを防ぐため、できるだけコンビニなどに入らないようにしています。立ち寄ると欲しくなるので、交通費と飲み物代だけを持ち歩くようにしています。欲しいものはメモして一週間考え、買ったものは手帳に記録して定期的に振り返ると、出費の傾向がわかります。(つぐみ=1年)