近年急速に普及しているキャッシュレス決済を高校生たちはどう使っているのだろうか。LINE公式アカウント「高校生新聞編集部」をフォローしてくれている読者の高校生に「キャッシュレス決済」の利用状況をアンケート。129人が回答してくれた。寄せられた声の一部を紹介する。(上坂太駈)
【どっちを使ってる?】現金が優勢、キャッシュレスは4割

まず、キャッシュレス決済と現金払いのどちらをよく使うか尋ねると、「ほとんど現金」38%、「どちらかというと現金」24%で、72%が現金派だった。「ほとんどキャッシュレス決済」16%、「どちらかというとキャッシュレス決済」22%と、キャッシュレス派は38%だった。
【何を使ってる?】交通系ICカード、PayPayが人気

続いて、どの種類のキャッシュレス決済をよく使うか尋ねると、最も多かったのがSuicaやPASMOなどをはじめとする「交通系ICカード」で約35%。次に多かったのがPayPayで約30%だった。
【キャッシュレス派】「手軽で便利」「財布がなくて済む」
続いて、キャッシュレス派にメリットを聞いた。
「手軽。1円単位でお小遣いを管理できる。誰にいくら貸したかもすぐ分かり、お金のトラブルもなくなる」(らん・3年)、「財布は落としたり無くしたり、盗まれたりするのが怖い。財布を持ち歩く必要がないのも便利」(バンビ・2年)と、スマホでお金を管理できるのでトラブルや紛失を防げるという意見が多く寄せられた。

さらに「ポイントがたまり、そのポイントを利用して買い物ができるから。お釣りの受け渡しもなく簡単に支払いできる」(あいむ・3年)と、「ポイ活」ができることや、決済の手軽さをメリットに挙げる人も多かった。
【現金派】「お金を使う感覚が」「現金のみ可で焦った」
続いて、現金派に現金を使う理由を聞いた。
「お金を使っているという感覚を失ってしまう気がするから」(とげぴー・2年)と、キャッシュレスだと使い過ぎてしまうのではないかという不安もあるようだ。
「キャッシュレスに対応していないところもあり、とても焦った経験がある。購入情報が決済会社に伝わるのも少し気になる」(ぷめ・3年)、「自分がキャッシュレスを使うには、毎回ATMでチャージしないといけないため。とてもめんどくさい」(ゆうと・3年)と、安全面への不安、チャージが手間という意見が寄せられた。
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