忙しい朝、ヘアセットはできるだけ短く済ませたいですよね。サラサラヘアーを維持できる「ストレートパーマ」を検討している人もいるのでは。美容師のやしまひとみさんに、ストレートパーマと縮毛矯正との違いや、向いている髪質を聞きました。(木和田志乃)

比較的ダメージが少なめ

―ストレートパーマの特徴を教えてください。

ストレートパーマは熱処理を行わず、薬剤の力のみで髪を伸ばします。ダメージも縮毛矯正に比べると少なめです。ただし、施術直後でも自然な癖が残ることがあります。

ストレートパーマは自然な仕上がりに

ナチュラルなストレートにしたい人向け

―縮毛矯正と迷う高校生もいます。どんな人がストレートパーマに向いていますか?

縮毛矯正のピンとまっすぐな仕上がりが苦手という方には、ナチュラルな仕上がりになるストレートパーマが向いているかもしれません。

髪にダメージがあり、アイロンによる熱でさらに傷みやすい方はストレートパーマの方が適している場合があります。細くてふわふわした髪質で縮毛矯正をかけると髪がぺたんとしてボリュームがなくなると感じる方にもおすすめです。

ホームケアをしっかり行って

―ケア方法は?

薬剤によるダメージはあるため、髪を構成するたんぱく質「ケラチン」が成分表の上位に記載されているシャンプー・トリートメントによるケアをおすすめします。

縮毛矯正に比べれば熱処理がない分ダメージが少ないです。自宅でのケアをしっかり行えば、きれいな状態を保(たも)てると思います。

頻度は半年~1年に1回

―どのくらいの頻度でかけると良いですか。

目安としては、縮毛矯正と同じく半年に1回程度の頻度が良いと思います。髪の状態や癖の出方によって調整するのが理想です。

やしまひとみさん

原宿の美容室「ROVER」勤務。YouTubeチャンネル「八島美容室」では、ヘアケアやヘアアレンジの情報を数多く発信している。