忙しい朝に、毎日ヘアアイロンでストレートにすると時間がかかるし、大変ですよね。サラサラヘアーが持続する「縮毛矯正」について、高校生から寄せられた疑問を美容師のやしまひとみさんに答えてもらいました。(木和田志乃)

  • 参考記事:【髪の悩み8】ストレートパーマか縮毛矯正か 迷う人に伝えたい判断基準

ストレートパーマとの違いは「熱処理」

―縮毛矯正は、そもそもどんな施術なのでしょうか?

縮毛矯正は、薬剤を使った後にヘアアイロンで熱を加えて髪をまっすぐにする施術です。

似た施術にストレートパーマがありますが、薬剤のみで髪の癖を伸ばします。つまり、大きな違いは、「熱処理があるかどうか」という点になります。

縮毛矯正は「熱処理」を加える 

一度かけたら半永久的にまっすぐ、でも痛む…

―「縮毛矯正は髪が痛むし、ちょっと高いのでやるのを悩んでいる(高3女子)」という声もあります。縮毛矯正のメリット・デメリットを教えてください。

縮毛矯正はしっかりと癖を伸ばし、髪にツヤを出せます。強い癖や生まれつきの縮れ毛もほぼまっすぐになるのが特徴です。一度かけた部分は半永久的にまっすぐのままなので、長く効果が持続します。

ただし、薬剤と熱の両方によるダメージを受けるため、髪への負担が大きくなるのがデメリット。ホームケアや美容室でのケアが欠かせません。

「ケラチン」を含むシャン・トリでケア

―「縮毛矯正を持続させる方法が知りたい(高3女子)」声もありました。どうケアすればよいですか?

ダメージ補修のケアが必要です。特に髪のツヤやまとまりを保つには、シャンプーやトリートメント選びが重要です。髪を構成するたんぱく質「ケラチン」が成分表の上位に記載されている商品が適しています。市販では種類が少ないため、担当の美容師さんに相談すると安心です。

半年~1年に1回の頻度がおすすめ

―どのくらいの頻度でかけるのが良いですか?

癖が強い方では、根元が気になり始めるのが3カ月くらいと言われていますが、私としては半年から1年に1回のペースをおすすめしています。伸びてきた部分の癖が目立ってきたら、次の施術を考えると良いでしょう。

やしまひとみさん

原宿の美容室「ROVER」勤務。YouTubeチャンネル「八島美容室」では、ヘアケアやヘアアレンジの情報を数多く発信している。