艶髪を目指すには、髪を健康な状態に維持するのが大切です。ドライヤーやヘアアイロンの熱、紫外線などのダメージから、どうやって髪を守れるのか、美容師のやしまひとみさんに注意点を聞きました。(木和田志乃)

髪や頭皮も紫外線対策を

―「髪を毛先までツヤツヤに保ちたい」(高1女子)と声が届いています。そもそも髪にダメージを与える要因は。

紫外線、ドライヤーやヘアアイロンによる熱ダメージ、カラーやパーマといった薬剤による化学的ダメージがあります。髪を強く引っ張る、摩擦などの物理的ダメージも原因になります。

紫外線がダメージの原因に(写真はイメージ) 

―髪も紫外線に弱いんですね……。

高校生は、体育や部活動で屋外に出る機会が多いため、紫外線対策はとても大切です!

紫外線は髪だけでなく頭皮にも影響を与えるため、帽子をかぶる、日傘を使うといった対策が効果的です。帽子をかぶれない場合は、市販のUVカットスプレーや日焼けケア成分が含まれたアウトバストリートメントなども活用するとよいでしょう。

ドライヤーは「内側から」

―「ドライヤーを使う際ダメージが気になる」(高3女子)と気にしてる高校生もいます。

ドライヤーは同じ場所に熱風を長時間当て続けないように注意してください。特に、髪の表面は当たりやすいため、意識的に内側や襟足などから乾かすようにしましょう。熱による過剰なダメージを防げます。

ドライヤーは髪の内側から乾かそう(写真はイメージ) 

コテ、ヘアアイロンは「160度」まで

―ヘアアイロンやコテを使うときの注意は?

ヘアアイロンやコテの温度は、160度を上限と考えるのが安全です。一度で熱が髪に伝わるように、細めの毛束に分けて使用するのがおすすめです。

目安としてはタピオカ用ストローくらいの太さですね。毎日使う人は、熱ダメージを防ぐスタイリング剤も取り入れてみてください。

やしまひとみさん

原宿の美容室「ROVER」勤務。YouTubeチャンネル「八島美容室」では、ヘアケアやヘアアレンジの情報を数多く発信している。