「湿気で髪がぼわっ」「乾燥でパサパサして広がる」……そんな悩みは「髪の水分バランスの乱れ」が原因かも。髪の広がりを抑える簡単ケアなど、高校生から寄せられた疑問を、美容師のやしまひとみさんに答えてもらいました。(木和田志乃)

広がりは「湿気」と「乾燥」が原因

―「雨の日に髪が広がります。少しでも抑える方法を知りたいです」(高3女子)と悩む声が届いています。そもそも広がる原因は?

水分バランスの崩れが原因です。広がるのは大きく分けて「湿気が多いとき」と「乾燥しているとき」の二つのパターンがあります。

湿気が多いと髪が水分を吸って膨らみ、癖が強く出やすくなります。逆に乾燥していると、髪の水分が不足してパサつきやすくなります。広がりを防ぐには、髪の保湿をしっかり行うことが大切です。

広がった紙には「保湿」でアプローチ 

洗い流さないトリートメントが効果的

―髪の広がりを抑えるには、どんなケアをすればよいですか?

タオルで髪の水分を取った後に、洗い流さないトリートメントをつけるのがおすすめです。ミルクタイプの洗い流さないバストリートメントは、水分をしっかり補ってくれるので、髪のまとまりを良くしてくれます。

オイルタイプのトリートメントは、保湿というより「コーティングの役割」です。ミルクタイプを先に使い、少し乾かしてからオイルタイプを重ねる方法もあります。

洗い流さないトリートメントで保湿しよう(写真はイメージ) 

ただし、つけすぎには注意が必要です。高校生の場合は、アイテムを一つに絞って使うくらいがちょうど良いでしょう。

やしまひとみさん

原宿の美容室「ROVER」勤務。YouTubeチャンネル「八島美容室」では、ヘアケアやヘアアレンジの情報を数多く発信している。