全国でも難関と言われるトップ校に通う、高校生記者のゆおさん(2年)に定期テストの対策をどのように行っているのか、教えてもらいました。
【1】要点のみノートに書く
僕は板書をノートに写さず、黒板に書かれた要点を見ていました。自分のノートには、一番のポイントだと感じた部分のみを板書します。板書をしたら教科書の練習問題を解いたり、教科書に暗記マーカーを引いて暗記をしたりして、授業内で内容を身につけられました。

【2】帰宅後に問題演習
もちろん、授業内で完璧に身につけられるわけではありません。帰宅後にもう少し問題を解いて復習し、勉強していました。
「授業中はどうせ勉強しかすることないんだし」と、さぼらずに集中してください。授業内で内容を身につけられると、家での学習が簡単な復習になり、勉強がだいぶ楽になります。
【3】アウトプットを重視
英単語や社会などの暗記系の勉強も、数学などの思考系科目も、アウトプットが重要です。僕はインプットのみの勉強は「一時的に身につく、限界があるもの」、アウトプットも含めた勉強は「長期間身につく、限界のないもの」だと思っています。
テスト前に徹夜で知識を詰め込むのは、「最低限の点数を取る」ためには正しい判断だとは思います。しかし、本当に知識が「身についた」とは言えません。
英単語帳は2週、「頭の中で」思い出す
例えば英単語を暗記するときは、まず、単語帳を2周読み込みます。続いて日本語の意味を見て単語を頭の中で思い出し、思い出せなかったものを書きます。
この流れを、最初に勉強してから1日後、2日後、1週間後に繰り返します。何度も復習すると、脳がその単語を「思い出せる」ようになります。
インプットだけでは「思い出す」行為ができません。テスト本番でなかなか点数を取れないのだと僕は思っています。
【5】授業内で身につける意識を持つ
「授業時間内に、先生の話を理解するのが重要だ」と認識している人は多くいると思います。しかし、僕は理解するだけでなく、習ったことを「身につける」とよいと考えています。
この勉強を始めてから、社会系の科目は入学時学年最下位レベルから、上位10%まで上がりました。ぜひ一度試してみてほしいです。
- ゆお 兵庫県在住。テニス部、ESS所属。球技は大体大好き。将来の夢は老後遠く離れた田舎の島で落ち着いた暮らしをすること。