高校生になると、中学に比べ教科が増える上に難易度も上がり、課題やテストも増えます。「気づけばいっぱいいっぱい……」なんて状況にならないよう、勉強計画をしっかり立てることが大切です。新入生に向けて、無理なく続けられるスケジュールの立て方を高校生記者の先輩たちが教えます。

【1】1年間のスケジュールを確認

まずは、大きなテストがいつあるのか、ざっと1年の学校スケジュールを確認しておき、2週間前には問題集などに取りかかれるよう計画しておきましょう。(かにぱん=2年)

テストに向けて計画的に勉強する(写真・かにぱん)

【2】1週間のTODOを書き出す

1週間でやらなければいけないことを大ざっぱに書いて、全部書き出したら日にちごとに割り振って細分化します。大事なことは少なめの日を1日作ることです。大半の人がパンパン過ぎる計画を立ててしまい実行できないという経験をしたことがあると思います。計画倒れを解消するべく、今週の計画でできなかったことをやる日を作ると計画を達成しやすくなります。(にゃー=3年)

手帳を使ってスケジュールを管理(写真・にゃー)

【3】テストを起点にして逆算

スケジュールを立てる際に、定期テストまであと何日あって、参考書は何ページ残っていて、大体何時間かかる……などの具体的な数字から逆算すると、毎日無理のない範囲で勉強を続けられます。(犬田=3年)

【4】優先順位をつけて効率よく

高校は中学校に比べて課題や小テストが多くなります。勉強量も増えるので、私は課題やテストの優先度をあらかじめ決めています。例えば英語の単語テスト勉強は覚えるのに時間がかかるので、早めに取りかかっておく、歴史の課題はすぐ終わるので優先度低め、などと割り振っています。(麦=2年)

【5】予備日を作る

予備日を作っておきましょう。私は目標を高くしてしまい、計画倒れが多かったです。そこで、思い切って毎週金曜日の夜は、予備日にしました。緊急のタスクがあれば予備日で調整もできますし、何もなければ休息時間になるのでリフレッシュできます。総合的に効率が上がりました。(しまりす=2年)

余裕を持ったスケジュールを立てる(写真・しまりす)

【6】手帳で進み具合を見える化

手帳に小テストの日程を記入して勉強計画を立てています。1日に勉強した内容を書くことで可視化し、現在の進捗(しんちょく)状況とやるべき内容がはっきりと出るため勉強のモチベーションにもなります。(ほえーる=3年)