今年3月の全国高校ハンドボール選抜大会で、部史上最高となる準優勝を果たした春日丘(愛知)。「春の忘れ物=優勝」を取りに、インターハイへ挑む。 (文・写真 白井邦彦)

チームスタイルは堅守速攻。平日約2時間半の練習の中で、攻守の切り替えの速さを磨く。火曜日はトレーナーのもとで筋力トレーニングを積み、毎日の昼休みにも部員が自主的に筋トレに励む。全てはインターハイを制すためだ。
 県予選決勝では「選抜2位」がプレッシャーになったのか、残り5分の時点で2点を追う苦しい展開に。しかし、チームはそこから研ぎ澄まされた集中力を見せて、一挙に4点を奪い返した。劇的な逆転優勝でつかんだ全国切符だった。
 主将の佐野利器(3年)=三重・白子中出身=は「必ず逆転できると信じていた。最後まで諦めずにやれた」と振り返る。「選抜は準優勝。残っているのはその上しかない。絶対に優勝したい」

 
【写真説明】上:シュートに磨きをかけ、いざ全国へ。写真は主将の佐野利器