果敢に攻め続けた主将の喜田真帆

なぎなた団体決勝(8月4日、東京武道館)で、沖縄尚学(沖縄)が佐賀東(佐賀)を破り初優勝した。
 昨年8月から「正しく打とう」を合言葉に練習に取り組んできた。副将を務めた伝道祐乃(3年)=沖縄・沖縄尚学中出身=は「試合中に『1本取れた』と感じた打突も、審判に認めてもらえないことがよくあった。打ち方を直して確実に1本を取らないと、全国で勝てないと思った」と話す。平日2時間、土日は8時間に及ぶ練習では、7人の全部員が腰を入れて打ち込む意識を持ち続けた。

沖縄尚学のメンバー

スタミナで優位に立つ
 平日の午前7時から8時までの1時間は、朝練として学校の周囲2・5キロのダッシュにも取り組んだ。大将で部長の喜田真帆(3年)=同中出身=は「確実に持久力が身に付いた。県予選でもインターハイでも、試合中に相手の息が上がっているのが分かった。暑くてきつかったけど、最後まで集中して試合に臨めた」と満足そうに語った。(文・東憲吾 写真・幡原裕治)