読者の高校生から、「部活の活動日数が多い」という声が寄せられた。そこで、LINE公式アカウント「高校生新聞編集部」をフォローしてくれている読者の高校生に「部活の活動日数」についてアンケート。148人から寄せられた声の一部を紹介する。(佐々木菜緒)
4人に1人が週6以上活動
まず、部活動では週に何回活動しているのか聞いた。最も多かったのは「週5回」で31%、次に多かったのは「週6回」の20%だった。半数以上の高校生が部活動に週5回以上取り組んでいることが分かった。
スポーツ庁や文化庁が定めるガイドラインでは1週間あたり2日以上の休養日を設けることとされているが、ガイドラインよりも長く活動している人が25%いた。
活動時間に対する満足度は?
次に、部活の活動時間について「満足」「不満」である理由を教えてもらった。
【満足】個人の事情に配慮されている
「満足している」人には、「電車の本数が少ない地域のため、電車通学の人はその時間に合わせて帰らせてくれるからありがたい」(みむ・2年・書道部・週2日活動)、「勉強との両立や兼部がしやすい」(1年・茶道部・週2日活動)、「強豪だが活動日が多くないのでとても楽しく、全力で部活に取り組めている」(みさき・合唱部・週3日活動)といった意見が見られた。
【不満】テスト期間中も部活、朝練のために始発で登校
不満に思っていることについては、「休みはなくテスト期間中にも部活がある。それで良い点をとって文武両道を要求するのはおかしいと思う」(吹部辞めた・2年・吹奏楽部・週7日活動)といった勉強との両立のしづらさが多く上がった。また、「終わる時間ギリギリでバスがなく、途中の駅まで歩かないといけない」(弓道ガール・2年・弓道部・週5日活動) といった熱中症を心配する声もあった。
さらに「朝は朝練が早くからあり始発、夜は遅くまで練習して家に着くのは夜10時30分になってしまう。ブラックだと思う」(太陽の光・2年・バスケットボール部・週6回活動)という練習時間の長さに関する意見が上がった。反対に、「他校に比べて活動日数が少ない上に顧問が来ないと部活ができないのでなかなか練習ができない」(きのこ・2年・弓道部・週3回活動) といった練習時間の少なさに対する不満もあった。
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