新年度に入り、はや1カ月。先輩として後輩にどう接したらいいか悩んでいませんか? 後輩から好かれ、頼られる先輩になるための方法を、高校生記者に聞きました。

声掛けを工夫する

【1】後輩よりも先に話しかける

後輩よりも先に話しかけると、後輩は先輩に話しかけやすくなるしうれしいはずです。あとは常に笑顔で接すると、緊張がほぐれます。一緒に帰ったり、ファストフード店に寄って話をしたりするのも良いです。何か質問されたら「また何かわからないことがあったら聞いてね!」と言うと頼れる先輩になれます!(べいびぃ=3年)

積極的に話しかけよう(写真はイメージ)

【2】推しや勉強の話をする

私は自分から後輩に話しかけにいっています。話す内容は何でもいいんです。推しや勉強、弁当のおかずなど。私は日頃から、後輩のよいところを見つけるよう心がけていて、ときどきそれを伝えると信頼関係ができていくと思います。廊下などですれ違うときは「あいさつ+一言」。後輩とのコミュニケーションが格段によくなりました。(みとたま=3月卒業)

【3】フランクにあいさつ

後輩にあいさつされたとき、以前は「こんにちは」と返していましたが、「やっほ〜!」や「バイバイ!」とフランクな感じで返すことにより、そこから多くの後輩と気軽に話すようになりました。後輩が失敗しても怒ることは絶対にせず、「ここが悪かったから次から直していこ!」とポジティブな声掛けをするように心がけています。(ういちゃん=3年)

【4】ささいなことでも声掛け

私は女子校で先輩後輩の序列が少し厳しい部活にいました。自分が後輩だったころの気持ちを思い出して、気になることがあったらささいなことでも声掛けを意識。先輩にしてもらってうれしかったことを後輩にして、嫌だったことは私たちの代で断つように心掛けました。

コミュニケーションが苦手そうな後輩にはかなり積極的に話しかけていました。(ynn=3年)

後輩に寄り添う

【5】任せきりにしない

運動部なら、部活前に準備があると思います。後輩に任せっきりにせずに一緒に準備をすると会話もできるし、頼られます! 片付けや掃除も同じで、「後輩がするのが当たり前」と考えず、手伝うのが大事だと思います。(一宮鈴愛=2年)

一緒に準備をしよう

【6】名前を覚える

後輩の名前を覚えること。「この先輩、私のこと覚えてくれてる!」と思ってくれて印象に残りやすいです。 後輩の好きなものも把握しておくと、話しやすいと思います。(ゆなちき=2年)

80人ほどが在籍している部活にいました。後輩の名前と顔をしっかり覚えている人が好かれている印象です。部長はほとんどの後輩の顔を覚えていて、頼られることが多かったように思います。(はばねろ=3月卒業)

【7】話をよく聞きアドバイス

性格が明るいのも重要だと思いますが、話をよく聞きアドバイスをする人が、頼れる先輩だと思います。私が体育祭の副実行委員長を務めた際に困りごとがあったときには、話の内容を受けとめた上でアドバイスをくれる先輩に相談しました。(さき=3年)

信頼を得る

【8】叱ってくれる先輩はありがたい

叱ってくれる先輩。中学までは優しくて褒めてくれる先輩が好きでした。しかし高校生になり、自分が後輩をまとめる立場になったとき、後輩を叱る大変さを身をもって知り、叱ってくれる先輩のありがたみに気がつきました。叱るのはとても疲れるので、見て見ぬふりをしたくなりますが、後輩のことを思って、しっかり言うことが大切だと思います。(ちゃむ=3年)

【9】メリハリをしっかり

状況に応じて、態度を意識的に変えることです。具体的には、相談や頼み事には真剣に向き合い、後輩のサポートに尽力することが大切です。でも、プライベートでは飾らずありのままの姿で。普段からメリハリをつけると、頼もしいけど声をかけやすい先輩になれます。(ぷりん=2年)

オンオフのメリハリをつけて

部活や委員会の場合はメリハリがしっかりしている先輩になること! 部活中や委員会中は確実に仕事をし、上下関係もはっきりさせる。でも、それ以外の時は、上下関係を気にせずに思いっきり後輩と楽しんだり、同じ目線で話したりしてください。「この先輩は仕事できるのに優しいな」って頼りにしてもらいやすくなります!(りとるしゃけ=3月卒業)