私は「体重」という言葉を聞くと、昔も今もとても憂うつになります。それでも、以前よりポジティブに考えられるようになりました。体重に対する考え方を変えるために行ったことを紹介します。(高校生記者・若葉=3年)

モデル体形の友達と比較してしまう

私は小学生の時から、周りの人より体重が重いことにコンプレックスを抱いてきました。他の人と比べてカロリーを多く摂取しているわけでもなく、水泳を習っていたので運動不足でもありません。なのに、体重は重い。友達はきゃしゃな子が多く、いつ見ても「モデルみたいでうらやましいな」と思っていました。

お気に入りだったジャケット。今はサイズが合わず着られない

「友達はあんなにきれいなのに、それに比べて私の体形は……」と涙が出そうになることも。成長につれて、服のサイズも大きくなりました。以前着られた服を着られず、大きいサイズの服を買うたびにつらくなって、服を買いに行くのがおっくうになりました。

「体重」に対する考えを改めた

高校生になってからダイエットを決意し、数キロ体重を落とすもすぐにリバウンドしてしまいました。体重は、自分の意思に反してどんどん増えていきます。「体重」と聞くと、つらい思い出が多くよみがえります。しかしある時、自分の体重に対する考え方を「無理に減らそうとしない」「数字を気にしすぎない」というふうに変えてみようと思い立ちました。そのためにしたことが3つあります。

外食時の写真。最近は好きな物をおいしく食べられるようになった

1つ目は、体重計に乗る頻度を減らすことです。そもそも乗らなければ、体重計に乗るたびにつらくなる、悲しくなるということがなくなります。

2つ目は、ご飯を無理に我慢しないこと。好きなご飯を好きな時に食べられ、ダイエットをしている時に起こりがちな「食べたくて仕方ない」という感情が生まれません。

3つ目は、運動は好きな時にすること。ダイエットは「食べたら動く」が定番ですが、運動も「好きな時に満足するまでやる」というかたちにしました。

「ご飯は食べるけれどまったく運動しない生活」は、体重増加の一因です。しかし、ダイエットのために無理に食事を減らすことや、過度な運動することは心にも体にもいい影響はないと思い、食事制限や運動については考えすぎないようにしました。

自分の「気持ちを軽く」しよう

これらを意識するようになってから、自分の気持ちがかなり軽くなったように感じます。「体重」という言葉は、今でもあまり好きではありません。しかし体重に対する考え方を変えたことで心が軽くなり、以前より日々が楽しくなったような気がします。無理せず、気の向くままに。まずは、ご飯のことをポジティブに考えるところから始めてみませんか?