私は中学生の時から古典が本当に嫌いでした。ですが、「大学入学共通テストで一番簡単に点を取れるのは古典だ」と先生に言われ、すすめられた方法で勉強すると、定期試験や模試で9割近く点が取れるようになりました。(高校生記者・青=2年)
「なぜ?」を考え授業を受ける
私が古典を苦手だった理由の一つに、「テストのためだけの勉強をしていたから」というものがありました。授業で習った現代語訳だけを覚えていたので、その時の定期テストは乗り越えられても、参考書の文法問題はちんぷんかんぷんでした。
なので、授業では「なぜそうなるのか」を自分で考えながら勉強してください。意識するだけでも変わります。例えば、敬語文法は必ず尊敬語、謙譲語、丁寧語のどれにあたるかを考えながら授業を聞いたり、助動詞の部分に丸をつけて意味を理解しやすくしたりしています。
1冊の文法まとめノートを作る
定期試験や模試で古文の成績が伸び悩んでいた時に、先生が「授業内で配ったプリントをノートに貼り、間違えたところを文法書を見ながらまとめる」という勉強法をすすめてくれました。初めは「まとめノートはやった気になるだけ」と思って気が進みませんでしたが、プリントが散らかるのも嫌だったのでまとめノートを作り始めました。
ノートの左にはプリントを貼り、右に間違えたところをまとめ、必ず見開きに収まるように作成しています。私がまとめノートを作る際には、「見返すためではなく、書いてまとめてそのまま覚える」を意識しています。
このノート作成を始めた直後の模試、定期試験ではどちらも9割を取ることができました。個人差はあると思いますが、古文が苦手な人のお役に立ったらうれしいです。