高1の春、オーストラリアへ2週間の短期留学・ホームステイをしました。留学先でたくさん会話をして現地の生活を楽しむ、夢のような時間になりました。充実した時間を過ごせたのは、留学前の入念な準備のおかげです。短い留学を成功させるために、事前にしておくと良いことを紹介します。(高校生記者・かすてら=2年)

「留学専用ノート」を準備

まずは「留学専用ノート」を準備してみましょう。ノートは自分の気分が上がるデザインのものを選んでください。留学の目的と学びたいことをノートに書き出してはっきりさせます。私は「実用的な英語力を養うこと」と、「帰国後に海外の生活を垣間見られる記事を書くこと」を大きな目的としました。

留学専用ノートと英語の勉強に使った教材

次に、出会った人と話ができる自己紹介のネタを考えておくことです。会話が途切れにくくなります。好きなアーティストや食べ物、部活の話は誰にとっても親しみやすいです。

そのために、留学先で使えそうな表現を本や教科書、サイトから探してまとめておくと便利です。ホストファミリーと対面するときのあいさつや、家庭のルールを聞くとき、手伝いを申し出るとき、聞き返したいとき、言葉が浮かばないときに使う表現などを用意しておくとスムーズに会話ができます。「なんて言えばいいんだっけ」というときに頼れるページを作ると安心です。

留学先の文化やマナーを調べる

留学先の気候、通貨、宗教、マナー、持ち込み禁止物といった情報を集めましょう。荷造りや日本からのお土産選びの参考になります。マナーを知っているとトラブルも回避できます。

留学先へ向かうときに乗った飛行機

自分が住む地域の外国語版パンフレットや、日本のものが写った写真をまとめたフォルダを準備すると、日本の文化と生活について話す際に盛り上がります。私はお好み焼きや親戚の神前結婚式の写真を留学先の子に見せました。

リスニングを重点的に鍛えておく

もちろん語学のブラッシュアップも大切です。英語を聞き取れないと相手が伝えたいことを理解できないので、リスニングを重点的に鍛えました。学校や検定の教材、YouTube動画をフル活用して、毎日10分でも取り組みましょう。

訪れた動物園にいた、仲良くくつろぐカンガルー

私はYouTubeの「mmmEnglish」チャンネルをよく視聴しました。耳をネイティブスピーカーの発音に慣らしておくと良いです。

失敗を恐れない心を持つ

私は出川哲朗さんの「出川イングリッシュ(日本語と英語を織り交ぜたカタカナ英語)」を見習い、言葉だけでなく身ぶり手ぶりや表情まで駆使して話そうと決意して出発しました。やはり、「失敗を恐れずにどうにか伝えようとする心構え」が不可欠なのです。