皆さんは普段、誰かと接するときにその人の性別を意識しますか? 体が女だったら女、男だったら男と勝手に決めつけていませんか? 私はバイセクシュアルの友人のカミングアウトがきっかけで意識が大きく変わりました。(高校生記者・もち=2年)
苦しむバイセクシャルの友人見て決意
私の性別への意識が大きく変わった、さらにいうとLGBTQに関心を持ったのは、親しい友達にバイセクシャル(両性愛者)だと告白されたことがきっかけでした。まだまだLGBTQが社会的に認められておらず、学校の人や家族にも自分のことを明かせず苦しんでいる彼女を見て、私はこの問題を他人ごととして捉えてはいけないと痛感。そして、少しでもLGBTQのコミュニティーのために何かしたいと思うようになりました。
同じ学校の高校生と支援団体を創設
彼女や同じ学校に通う他の高校生とともに、LGBTQの支援団体を創設しました。団体の名前は「弾圧に対する団結」という意味を持ち、LGBTQのシンボルの一つでもある「LAMBDA(ラムダ)」に決まりました。
LAMBDAの活動はまだ始まったばかりですが、最近だと性的少数者の存在を社会に広めるイベント「東京レインボープライド2023」に2日間参加。パレードや物販のボランティアなどを通して、いろいろな団体と話せました。
さらにLAMBDAのウェブサイトが開設したので、そこで今後のさまざまな活動の予定やLGBTQ関連のことを投稿する予定です。
社会問題を「自分ごと」として捉えよう
私は今まであまりLGBTQについて関心がなく、いつも他人ごとのように捉えていました。今後はLGBTQについてもっと知識を増やし、習った知識をLAMBDAのウェブサイトやSNSを通して、もしくは対面で何かしらのイベントを開いて他の人にも共有することを目標としています。
社会の問題を解決するためには、問題を「他人ごと」ではなく「自分ごと」として意識する必要があると思います。少しでも興味が湧いたらそれについて調べてみてください。それがきっといい社会への第一歩につながると思います!