SNSで見かけるダイエット法や生活習慣をまねしても、ストレスがたまることがあります。健康的な体を保つために欠かせないのは、栄養バランスの整った食事。私は高校入学後から、ヘルシーな料理を作っています。(高校生記者・ゆきだるま=3月卒業)

インフルエンサーと比較してコンプレックスに…

最近は、インフルエンサーがSNSに身長・体重を公開、インスタグラムで写真を共有するなど、自分と他者を比較する機会が多く、容姿にコンプレックスを抱きやすい気がします。

ですが、他の人が行っているダイエット方法を無理にまねしたり、インターネットにある情報をうのみにしたりする必要はないと思います。人それぞれ体質や環境が違うので、他人の生活習慣を取り入れようとすると、余計なストレスを感じることも多いです。

ちょっとの工夫でヘルシーな料理に

私に合った生活ができないかと模索し、高校入学後からヘルシーな料理作りをしてきました。工夫すれば油を使わずにおいしいお肉料理ができます。そのうち私が気に入っている「照り焼きチキン丼」を紹介します。白米の上にスクランブルエッグと、みりん、しょうゆ、酒で味付けしたささみの照り焼きを乗せたものです。少し工夫をすればノンオイルで作れます。

照り焼きチキン丼とみそ汁

100円ショップで手に入る焦げ付きにくいアルミホイルを使います。油をひかずに食品を焼いてもめったに焦げ付きません。

レトルトは足りない栄養をプラス

料理に苦手意識のある人は、市販のレトルト食品を食べるときに足りないと思う栄養素を付け足し、お皿にきれいに盛り付けることをおすすめします。例えば、私はレトルトのカレーを食べる際、次のようにアレンジしています。

市販のレトルトカレーのアレンジ。レトルトカレーは大塚食品の「マイサイズ」というシリーズのもの

黄色いご飯は、白米にゆで卵の黄身を混ぜ、塩とこしょうで味付けしたもの。レトルトのカレーには具材があまり入っていないため、野菜とタンパク質の不足を補うために、ささみと玉ねぎを電子レンジで加熱して混ぜました。自分で一から作った料理でなくても、アレンジを加えると満足感が全く違います。

健康な生活を送る工夫をしよう

1年間受験生だったので、一生懸命活動していたテニス部を引退し、ヘルシーな料理づくりもいったん控えて受験勉強に専念しました。秋ごろに志望校への進学が決定しましたが、受験生活前と比べて筋力が落ちたこともあり、とても太りやすくなっていました。

適度な運動と栄養バランスの整った食事、そして何より、ストレスをためない生活がいかに大切か改めて実感しました。料理をあまりしない人でも、簡単に作れるレシピもあります。少し面倒くさいと思う人もいるかもしれませんが、ぜひ試してみてください。