高校では、授業の受け方も個々の判断に任せられるようになってきます。中学と高校の授業の違いと、授業についていくために必要な姿勢を高校生記者たちに聞いてみました。

授業のスピードが速いと心得て

中学時代に比べて教科も増え、学ぶ内容も増えるので、授業スピードが速くなります。ついていくために普段の勉強習慣が肝心です。

能動的に授業を活用するのが賢い高校生!(写真はイメージ)

【1】その日中に復習

中学の3倍くらい授業のスピードが速いです! 中学の内容はもちろん分かっている前提で進められていくので、予習も大切です。習った事はその日の間に復習しておかないと、次の授業に追いつけないのは大変ですが、内容が深くなるので、より自分の興味を追求できて楽しいです。(にこ=3年)

【2】予習が必須

中学よりも授業の進みが速く、部活などで復習できないことも増えてくるので、予習をして授業の理解を深めることが重要です。睡眠不足で授業中に寝てしまうと本当にもったいないので、夜しっかり寝て早起きし、授業に集中しましょう。(ラパン=3年)

授業時間をフル活用するべし

授業、なんとなくぼーっと受けていませんか? 中学に比べ忙しくなる高校生は「授業を自分のためにフル活用する」という、積極的な姿勢が必要です。

【3】授業時間内に理解

予習・復習も大切ですが、高校の勉強で一番重要なのは「授業を大切にすること」だと思います。「あとで復習すればいい」と思わずに、授業の時間の中で内容を理解できるよう努めることが重要です。先生が黒板に書いたことだけでなく、話したことなどもしっかりとメモしておくと、テスト前に役立ちます。もし分からないことがあったら、授業後の休み時間に先生に質問に行くのもおすすめです。(桜いをり=3年)

【4】「内職」は結果的に損

高校では「受験に使わない科目」の授業も受けなければなりません。だからといって、その時間に内職をするのは絶対に損! むしろ授業で100%理解しようと集中することで、定期テストの勉強が圧倒的に楽になります。その分、受験科目に時間を回せます。(あかり=2年)

授業態度、見られてるよ

「内申点」が関わる入試方式もあります。大学受験を見据えて授業に臨みましょう。

内申点を意識した授業態度は必要?(写真はイメージ)

【5】授業態度も気にしよう

中学時代あまり勉強していなかった人も、高校からは大学受験に向けてしっかり授業を受け、自分の中でオンとオフを切り替えられるようにならないといけません。内申点にもつながるので、授業も積極的に参加しましょう。(かな=3年)