第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3大会ぶりの優勝を果たした侍ジャパン。大会MVPに選ばれた大谷翔平選手(エンゼルス)は、花巻東高校3年生だった時に高校生新聞のインタビューに応じていた。当時高校生だった大谷選手は、どんな言葉を残していた?

高校生のころからピッチャーとして活躍してい大谷選手は、当時高校野球で最速の160キロの球をマーク。大型右腕として注目されていた。 

高校時代の大谷翔平選手のインタビューを掲載した高校生新聞2013年1月号

毎日黙々と練習を重ね、チームを引っ張った。食事にも気を使っており、炭酸飲料やカップラーメンは口にしない。寮ではほとんどテレビも見ず、ゲームもしない。「はやりの音楽なんて、ほとんど知りません。野球のことばかり考えていました」と話すように、ストイックな生活を送っていた。

高校入学時に「163㌔の球を投げる」という目標を立てた。達成はかなわなかったが、160㌔をマーク。「少し高めに目標を設定したことが良かったのだと思います。周囲が無理だと言っても気にせず、自分の力を信じて投げ込んだ結果です」と振り返った。

「まずは国内で結果を残し、将来はメジャーで長く活躍できる選手になります」と将来を思い描いていた大谷選手。WBC優勝と大会MVPも、ひたむきに努力を重ねた成果だろう。