今年10月、中1から活動してきた吹奏楽部を引退しました。私が5年間の部活動で学んだことを紹介します。(高校生記者・ラパン=2年)
新しいことに恐れず挑戦する
1つ目は、新しいことに挑戦する大切さです。憧れの吹奏楽部に入部しフルートを始めたことは私にとっての挑戦でした。初めの頃は、たくさん注意され、大変な日々でした。楽器についてもわからないことだらけで、悩みました。
例えば、音に空気の音も入ってしまい、きれいな音が出ない時も……。先輩に相談しアドバイスをもらい、OBが解決方法を探してくれました。
本番は曲中にソロがあると緊張し、思うように吹けません。ですが、仲間が私のフルートの音を褒め、「もっと『自分の音を聞いてほしい』と自信を持って演奏すること、演奏を楽しむことが大切」とアドバイスをくれたおかげで、堂々と吹けました。思い出ひとつひとつが、すごく貴重で大切。新しいことを恐れずに、挑戦すれば、キラキラした瞬間を味わえます。
支え合う仲間の存在は力になる
2つ目は、仲間の大切さ。同輩とは、つらいことや悲しいこともお互い支え合いながら、前に進んできて成長。後輩たちは、私たちが困っているときに、たくさん助けてくれました。
私たちが後輩たちに楽器の技術を教えたり、譜読みを一緒にしたりすると、後輩はできるようになるまで練習。間違いを直してくれたとき、私の言ったことがその子の身になっていることを実感できて、やりがいを感じます。
努力すれば人生が豊かになる
3つ目は、努力する大切さです。部活は週4回で、公演1カ月前になると毎日練習。朝や昼、放課後もです。勉強に割く時間が少なくなり、テストの点数が少しずつ下がる一方に。
毎週ある英単語や古文の単語テスト。授業前や昼休みも部活のことを考え、楽器の練習をしてしまいました。家に帰っても疲れて勉強する気になれず、ついつい好きなアイドルや欲しい物をスマホで調べるとあっという間に寝る時間に……。
このままじゃだめだと、通学中の電車内では暗記。その分家では譜読みの時間に充てるなど、勉強と部活の両立に励みました。辛かったですが努力してきて、引退した今、達成感にあふれています。何かに打ち込むことがあると、人生がより豊かになると実感しています。