今の勉強法だと「いまいちテストの点数につながらない」「身についてる気がしない」…そう悩んでいる人は、もしかしたら成績UPにつながらないムダなことをしてるかも? 高校生記者たちが実践する、勉強を効率的に行っている工夫を聞いてみました。

ノートのまとめ直しをやめる

ノートのまとめに時間をかけるのはNG?

【1】きれいなまとめノートは無駄

私の場合、「まとめノート」を作っていたときは、丁寧・きれいにまとめることに気を遣い過ぎて知識が身につきにくかったです。ワークなどを何周もして問題を解くほうが、より実践的に勉強ができると思います。問題を解きながら苦手な部分や知識の漏れを洗い出し、その部分だけをルーズリーフにまとめてテスト前に見返すのがおすすめです。(桜いをり=2年)

【2】要点や間違えたところだけメモ

テスト前にノートにまとめ直していましたが、時間がかかり無駄だったと感じます。そこでとりあえず問題演習をして、気付いたポイントや間違えたところだけをまとめた紙を作るようにしました。そうするとテスト直前に見直したり、スキマ時間にササッと見られたり、有効活用できます。(ごぱん=2年)

作業方法を効率化する

今より効率の上がる勉強方法があるかも!(写真はイメージ)

【3】単語暗記は口を使う

前は単語を書いて覚えていましたが、書くよりブツブツ口で言ったり赤シートで隠したりして覚える方がはるかに早いです。そしてその時間目が単語だけに行くので集中できて、覚えるスピードも速くなりました。(めいけん=2年)

【4】勉強する範囲に優先順位を

中学3年生のとき、公民のテスト対策として、授業で習っていないものも含め範囲内の出来事をすべてまとめて年表にしたことがありました。しかし、出来事の起こった年まで答えさせる問題はわずかで、年表を作った意味があまりありませんでした。時間は有限なので、ある程度科目や勉強範囲に優先順位をつけることが必要だと思います。(ににか=2年)

【5】量より「繰り返し」

高校受験の前までひたすらにいろんなワークに手を出し、全て1回ずつだけ問題を解くという勉強法をしていましたが、この勉強方法だと量が増えてやってる気になるだけで身についていませんでした。そこで、「1つのワークをひたすら解き、完璧にする」ようにしたら、模試の成績が明らかに伸びました。(りとるしゃけ=2年)

時間と場所を選ばない

準備時間ゼロで始められる勉強法を探してみよう 

【6】隙間時間にやることを決める

「5分の隙間時間でできること」をリストアップして、常にそのリストを持ち歩きます。電車の中や休み時間をとても有効に使うことができます。例えば、この文章は友達が薬局で買い物をしているのを待つ15分の間に書きました。(kate=1年)

【7】セルフ授業でアウトプット

私は知識を頭の中に入れるだけではあまりいい点数を取れませんでした。しかし、先生になったつもりでセルフ授業をしてみると、内容を深く理解することができ点数にもつながりました。電車の中で口パクしたり、寝る前にお人形に教えたりする時間を増やすと、無駄なく学べると思います。(ラパン=2年)