私は英語と生物が苦手でした。どうにかできないか悩んだ結果、ESS部と科学研究部にあえて入部。関連する部活に入部することで両方の教科に親しみが湧き、苦手を克服することができました。(高校生記者・お香さん=2年)

英語が苦手でESS部に入部

私は滑舌が悪く、時々「自分だけ英文を読むのが遅い」とコンプレックスを抱えます。そのため英語での発言の量は、他の人より少なくなりがちなのです。

英文を読むのがコンプレックス…(写真はイメージ)

そこで、「英会話など英語力を身につけたい」と、ESS部に入部。ALT(外国語指導助手)の先生方は親しみやすく、まるで友達のようにいつも話しかけてくれました。

おかげでテストの点数も上がり、そこまで苦手意識は持たなくなりました。入部したときに出会った2人の女性ALTは、今学期を終えるとアメリカへ帰国。お別れの日に言ってくれた「初めての時よりも、少しだけ英語がうまくなったね」との言葉が忘れられません。

部活動なら苦手が楽しみに変わる

1年生のとき、点数が半分も取れないほど生物基礎がものすごく苦手。生物基礎のテストを受けるたびにネガティブ思考に……。

苦手な生物を克服するため科学研究部に入部

そんな中、「科学研究部に生物班があったよね。入部してみたら新しい視点で生物の勉強をすることができるかもしれない」と思いついたんです。さっそく見学し、入部しました。生物を部活動という形で楽しみ、苦手な生物を「プラス」に意識することで、授業もテストも前向きに頑張れるようになったんです。

興味を持つ第一歩になった

ほかにも、生物に関連する本や漫画を片っ端から読み、アニメも視聴。細胞の名前や役割などは、この方法で覚えました。おかげで、テストの点も上がるようになりました。

母に「先生の方が興味を持たせてくれたんじゃないの? あなたもあなたで何にでも興味を持つことができるのがすごいよね」と言われました。今では選択科目でも生物を取り、自分の興味があることを調べ、新しく知ることをとても楽しんでいます。

私の場合、苦手な科目と自身の興味のある部活動と関連付けることで、少しずつ関心を持っていきました。皆さんもぜひ、苦手な教科科目と自分自身が興味関心を持っている内容とを結びつけて、自主的な学習をしてはいかがでしょうか。