私が今いる友達グループは約10人。たくさんの友達に囲まれにぎやかで良いイメージかもしれませんが、気を遣い過ぎて情緒不安定に。どうやって友達とのちょうどよい距離感を見つけていったか、お話しします。(高校生記者・あや=2年)
周りを気にしすぎ情緒不安定に
私の悩みは、10人の仲良しグループの中でさらに小さいグループに分かれるとき、「誰と一緒にいれば良いか分からなくなってしまうこと」です。
元々、周りの目が気になる性格です。教室移動の時も友達に遠慮がちについていき、「自分がそこにいて良いのかどうか不安になること」があります。
思っているほど周りは気にしていませんが、不安が重なるうちに情緒不安定になり、勉強に集中できなくなることも。大人数だと必然的に一人当たりの会話量は減るので、気兼ねなく話すことが難しいのです。
多くの友達に気を遣い、自分の言動に注意を払いながら学校生活を過ごすのは、正直少し疲れてしまう部分もあります。
表面上の関係になっていた
そんな時ふと思いました。「心を許せるような、真の友達と言える存在が私にはいるのか」と。以前よくLINEをしていた友達ともめっきり連絡しておらず、気軽に連絡をとれる相手は減っていました。
今の私は表面上の付き合いをしているような気がして心が落ち着かず、「今の関係のままではいけない」と、一人一人と深く丁寧に接するようにしたのです。
まめに連絡を取り、カフェに誘い、仲良しグループのある特定の友達とは学校外でも話すようにしました。会話が弾むと一気に距離が縮まったように感じられました。
自分の時間も大切に友達付き合いを
大人数といて疲れるときは、無理して一緒にいる必要はないと思います。10人グループのほとんどが長年の付き合いになり、グループから離れることは考えていません。今は、自分の時間も大切にし、自分自身もねぎらいながらうまく友達と付き合っています。
もちろん、大人数でいると楽しく、会話が弾むことも多いです。大人数の中でも、気の合う友達とも一緒にいるようにして、残りの高校生活を楽しみたいと思います。