苦手な科目の勉強、どうしても気が進まなくてますます苦手に……、そんな悪循環を断ち切ろう! 高校生記者たちの苦手教科の克服法を紹介します。

「得意と苦手」メリハリをつけて

苦手科目の勉強には、得意科目よりも労力がいります。得意科目、苦手科目にバランスよく取り組み、精神的・身体的な負担を軽減しよう!

誰にでも、得意・不得意がある

【1】得意科目の勉強の合間に取り組む

数学をはじめ理系科目がとても苦手で、赤点ギリギリ。数学のワークは遅くともテスト1週間前には完全に終わらせ、できるだけ文系科目に力を注ぎます。それだけでは理系科目が赤点になってしまうので、文系科目の勉強に疲れたとき、少し理系科目に取り組みます。こうすれば苦手科目はさほど苦痛にはなりません。(めいけん=2年)

【2】友達と教え合う

自分の苦手科目が得意な子に教えてもらって、代わりに自分が得意な科目を教えています。お互いに苦手科目を克服できる上に、自分の得意科目の復習にもなるので、とても効率が良いです。誰かと一緒に勉強すると、1人で勉強するよりも集中して勉強できて、一石二鳥です!(かな=2年)

慌てず急がず基礎固め

基本が分からないままでは、応用・発展問題なんてとてもじゃないけど解けません。まずは一度引き返し、基礎に戻ってじっくり学び直すのが結局のところ近道になるもの。

時間をかけて基礎を固めてこそ、応用力がつく

【3】例題・基礎問題でおさらい

例題や基礎レベルの問題に重点を置いて取り組み、基本を確実に。分からないところはYouTubeの勉強動画を見直し、つまずいてしまったところを自分なりにノートにまとめ直すのがおすすめ。まとめノートをきれいに書こうとし過ぎてしまう人は、参考書や教科書にメモを書き込んでしまうと良いと思います。(桜いをり=2年)

【4】分からないことは先生に質問

授業で教わった以外のことには手をつけず、分からないところはネットで調べず先生に聞くようにしています! 苦手教科は、教え方が少し変わっただけですぐに分からなくなってしまうので、同じ参考書、同じ先生を頼るようにしています。なるべく気軽にできるように音楽を聴きながら取り組んでいます。(リンゴ=1年)

【5】地道にコツコツ

私が苦手なのは数学と英語。数学は、学校で配布された問題集を何回も繰り返し解きます。英語は、定期テスト対策には教科書の文章を何度も読み暗記し、模試の対策には、長文を読んで文法分析をしています。英語は一朝一夕で成績が上がるものではないので、地道に勉強していくしかないと痛感しています。コツコツと勉強頑張ります。(もりよ=2年)

便利なツールを活用すべし

学習をサポートしてくれるアプリや動画には無料で利用できるものもたくさん! 自分に合うものを見つけて、ぜひ活用したいところ。

無料でも内容が充実したものが多くある

【6】アプリで気軽に学ぶ

苦手科目となると、机に向かって参考書とにらめっこするのがどうしてもおっくうで、集中も続きません。なのでスマホのアプリを活用して、日々の生活の中でちょっとずつ知識を取り入れています。特に苦手なのは日本史と英単語。「暗記メーカー」というアプリを使い自分で問題と解答を作成して、クイズ感覚で勉強しています。どの科目にも対応できるのでオススメです!(ツムギ=3年)

【7】YouTubeの無料講座を活用

私は世界史が苦手です。授業中しっかりノートをとりメモもとっていましたが、テスト前の復習時、授業のノートだけでは出来事の流れや因果関係などがつかめませんでした。そこでYouTubeで講師の話を聞いてみたところ、ベテランの先生の説明がすごく分かりやすかったです! 無料なので、どんどん活用した方がいいと思います。(立葵=2年)