受験生である高校3年の夏なのに、勉強に飽きてしまいやる気になりませんでした。そこで気分転換に、8月中は勉強を少しにして、その代わり1日最低1冊本を読んでみることに。その結果、2学期の授業で起きた3つの変化を紹介します。(まやか=大学1年)

【1】歴史がストーリーで理解できた

世界史の授業が「ストーリーが理解できるようになった」ことです。

国の名前を言われても全くイメージができなかったのが、地域ごとに背景を連想し、関連付けて単語を暗記できるように。おかげで、丸暗記になることがほとんどなく、授業がとても楽しくなりました。

夏休み、この袋で本を持ち歩いた

【2】英語の授業で意見を伝えられた

英語の授業は、意見を求められても相手に分かりやすく話せませんでした。ですが、夏休み以降、読書で国際問題の知識を身に付けた結果、物事をさまざまな角度から見られるようになり、自信をもって意見を答えられるようになりました。

【3】現代文の評論問題が得意になった

3つ目は受験勉強において一番役に立った、現代文の評論読解についてです。

現代文では、小説よりも評論が苦手な人は多いのでは。テーマが哲学だったり、芸術だったりと多岐にわたるので、その分野の知識がないと読むのがしんどくなる人もいると思います。

しかし、私は夏休みに多彩なジャンルの本を読んだことにより、苦手意識がなくなり、どの文章も読んでいてとても楽しかったです。問題文を読んでいるとき、もっと続きが読みたいと思うこともありました。

子ども向けの本も読むようにしている

読書で得られることがある

それまで、勉強ばかりしていた私にとって、高3の夏休みはとても新鮮な経験でした。読書で、知らなかった世界を想像でき、さらに教科書を超える膨大な知識を身に付けられます。

読書はつまらないと思われがちですが、好きなページだけ読んだり、パラパラとめくったりするだけでもとても面白いです。私はこの読書体験ができて本当に良かったです。受験生の人もそうじゃない人も、気分転換に、ぜひ本を読んでみてください。