私は高1のとき、世界史のテストで80点以下を取ったことがありません。もともと歴史好きで、高校でも良い成績が取りたくて、さまざまな勉強法を試行錯誤した結果、評定平均5をキープすることができました。その3つの方法について紹介します。(高校生記者・みかみ=3年)

1、歴史漫画を読んで流れを把握する

私が歴史好きになった理由は歴史漫画を読んだことです。何十巻もある厚めの歴史漫画は好きではなかったので(笑)、主に週刊『そーなんだ! 歴史編』(デアゴスティーニ・ジャパン)や『歴史系倉庫 世界史の問題児(クズ)たち』(PHP研究所)などの漫画をよく読んでいました。この2つは内容も索引もしっかりしていて、気軽に読めるのでお気に入りです。

世界史の勉強におすすめの歴史漫画

主な使い方は、予習のつもりで辞書のように引き、シラバスの該当箇所を読んだり、空き時間や寝る前に既習事項を読んで復習したりする、という感じです。説明不足と感じた箇所は鉛筆で書き込みをしました。好きな漫画が勉強の一助になるのがうれしくて、教科書と漫画を何度も行き来していました。

2、覚えた内容を家族に聞いてもらう

覚えた内容を家族に聞いてもらう方法は、うろ覚えな箇所を見つけるのに最適です。というのも、1つの地域や時代を説明するとき、用語やその内容を覚えていないと、説明がうまくいかないことが多いからです。感覚的には、話がつながるように、ひたすらパズルのピースをはめていく感じです。

私は中学生の頃からこの方法で勉強していて、私がしゃべるのを母がひたすら聞く形でした。聞き手は友達でもペットでもぬいぐるみでも良いと思います。途切れ途切れにお互いで話すよりは、「基本は聞いてもらって途中で突っ込みが入る」くらいの方がうまくいきます。

感情が入ると定着率が高くなるので、1人で自分の部屋で、歩いたり、叫びながらやることもあります。

3、自分で一問一答や語呂合わせを作る

主にテスト前に、自分で一問一答や語呂合わせを作ります。無地の紙や授業プリントに書いています。

自分で作った語呂合わせや一問一答

教科書や市販の一問一答で用語を確認し、覚えづらかった所、テストに出そうな所を書き出していきます。私は市販の一問一答が苦手です。用語と説明文の双方向で覚えたいのに、文章→用語の答え方しか載っていないから。自分の言葉で覚えたいので、この方法をとっています。

語呂合わせは、カタカナの語句を漢字に変換して覚えることが多いです。例えば「アカプルコ貿易」なら「垢プル湖(垢がプルプルしている湖)」みたいに、変なイメージを作って覚えています。