高校では、予定の把握も計画の管理も中学より難易度がアップ! 高校生のスケジュール管理のポイントを紹介します。

手帳にすぐメモして予定管理

紙の手帳に手書きでスケジュール管理をしている高校生が多数。さまざまなタイプが出ているので、自分に合ったものを見つけよう。機能充実のアプリもチェックしたいところ。

スケジュール管理、どうするのがおすすめ?(写真はイメージ)

【1】予定を覚えるのは困難と心得て

高校生になると、期限以内にやらなければいけないことがとても増えます。例えば、小テストは英単語・古文単語・漢字などを毎週暗記。提出物も増え締め切り日をすべて覚えるのは困難。クラスメートはスマホのカレンダーアプリ派が多いですが、私はスケジュール帳派。授業中でもメモができるからです。(ワイヤレス芥子=2年)

【2】メモする習慣をつける

試験範囲や宿題は、自分で把握するのが大前提。クラスや選択科目が分かれると、友だちとは全く違う予定になるので、頼りづらくなります。「週間手帳」や1日ごとの「ToDoリスト」などを持ち歩き、ことあるごとにメモをとる習慣をつけて。スマホが使える高校もありますが、情報が散乱しがちなので、まずはアナログ式がおすすめ。(Spareribs=3年)

【3】無駄な時間をチェック

授業変更や小テストの連絡などが口頭で伝えられる場合もあり、まず覚えきれないから、スケジュール帳を買ったほうが良いです。私はバーチカルタイプのものに睡眠、通学、学校、塾、食事などで線引き。実際の行動を記録し、無駄な時間がないかチェック。部活や委員会の細かい仕事などもメモして、期日より早めに締め切りを設定してました。(みかみ=3月卒業)

【4】予定ごとに色分け

高校になると授業時間が増え、勉強や部活、バイトのスケジュール管理が中学よりも重要に。私は紙の手帳に毎日の予定と勉強計画を書いています。いつ勉強時間が確保できるかが明確になり、予定忘れもなくなります。予定の種類ごとに色分け、付箋にタスクを書くと見やすいです。その日に何をして、どう思ったのかなど、ちょっとした日記も書いておくと、高校生活の思い出を振り返るすてきなノートになります!(きりんりん=3年)

年・月・日・時間でスケジューリング

「逆算によるスケジューリング」は無理なく予定を管理するコツの一つです。大きな目標に向けて、単位を小さくしながら計画を立てましょう。

さまざまな時間の単位で予定を見ることも大切

【5】年間の予定を意識

年度始めに、1年間と3年間の定期テスト・模試などの勉強スケジュールを大きな紙に書き、定期的に確認してみて。部活や学校行事で特に春・秋がものすごく忙しくなると思うので、夏と冬を準備期間と考えておく。学校の課題などは家に帰る前に終わらせ、ミニプリントなどは配られたらすぐに手をつけるなど、後回しにしないことも大事です。(みかみ=3月卒業)

【6】「ざっくり」計画でOK、継続が大事

中学1年生の頃から学習計画を週の初めに立て、どのくらいの時間、何の科目を勉強したのか記録しています。高校でその習慣がすごく生きています。細かく計画し過ぎず、「この日は英語」「この日は数学」など、ざっくりで大丈夫。全部を達成できなくてもあまりくよくよせず、続けることを第一にやってみて!(桜いをり=2年)

【7】勉強時間を固定

勉強する時間を毎日同じに固定します。私の場合、学校の開門時間に登校し、自習室を利用して毎日勉強。起床時間が早いので、出来るだけ早めの就寝を心掛けています。一般的には朝型の方が良いと言われていますが、もちろん夜型の人もいると思います。続けやすい時間帯を決めて実行するのがベストかな。(ピーチソング=2年)

【8】「1科目につき1時間半」が目安

高校は、中学よりも科目数が増加するので、1日に勉強する科目も増えます。私は「1科目につき1時間半」を目安に、1日に2~3科目を勉強できるよう予定を立てていました。特にテスト期間中は、全ての科目を満遍なく勉強することで、良い結果につながるのでは。(ユエナ=3年)

【9】時間を計って勉強する

普段から「この問題は何分で解く」など、時間をきちんと計って勉強してみて。時間が来たら途中でも他の勉強に移りましょう。時間感覚が身につき、タイムレースである共通テストと、一部の国立大学の二次試験にも役立ちます。スタディプラスなど勉強時間を記録できるアプリを使うと便利。(ソワレ=3月卒業)

スケジュールも健康も「自己管理」

自分で責任を持つ範囲も、これまでと比べて広がってきます。人任せにしたり、無理し過ぎて体調を崩したりすることのないように気をつけましょう!

無理のないスケジュールを心がけよう

【10】時間は作るものと心得て

親や先生は予定を確認してくれません! まずは週末課題、小テスト、予習の量の把握を。土日に時間を作れるかを推測してみて。時間は「作るもの」。地道にコツコツが近道です。模試を受けた後、次の模試に向けての対策を考えておければパーフェクト!(めておーら=3年)

【11】睡眠時間の削り過ぎに注意

睡眠と趣味の時間管理に気をつけて。忙しい部活に入ると、睡眠時間が5~6時間ほどになることを覚悟しておいた方が良いです。これだけだと疲労が取れない人も多いと思うので、無理せず自分の体と相談して。アニメや漫画が趣味の人は、見られる時間がかなり少なくなるので、録画など使って効率的に楽しんで!(みかみ=3月卒業)