「実用英語技能検定」(英検)は高校生の多くが取得を目指す資格ですが、学校の勉強に加えて対策をするのはとても大変ですよね。英検準1級(大学中級レベル)を持っている私の、ちょっとお手軽な英検のリーディング・リスニングの勉強法を紹介します。(高校生記者・はんはん=2年)

問題を解きながら単語チェック

はじめにリーディングの勉強法です。語句が分かるかが重要で、攻略にはやはり「単語力」を鍛えるのが一番です。おすすめな単語の覚え方は、「問題を解きながら単語を完璧にする」やり方。

例えば、参考書の長文読解の問題を解きながら、意味が分からないと思った単語に全て丸をつけます。そして、答え合わせのときにその単語を全て調べるのです。

文章中の分からない単語は後で必ず調べる

長文の問題自体は、単語が分からなくても前後の意味を考えて解けるかもしれません。しかし「語句の本当の意味は曖昧」なことがよくあるのでは。

文章中の語句の意味を徹底的に調べて覚えることで、文章の構造も分かるようになり、読解力アップにもつながります。

シャドーイングで単語をキャッチする耳に

次にリスニングの勉強法です。私はいつも音声を聴いて追いかけるように音読する「シャドーイング」をしていました。

家にあったCDプレーヤーを使ってリスニング対策

参考書の問題を解くとき、まずは自力で解いてみます。次に答え合わせをすると同時に、答えに載っている和訳の文章を読んでみます。読んで「こんな話だったのか」と納得したら、シャドーイングを始めます。

最初の2、3回は、音声をそのまま追いかけるのではハードルが高いので、英文を見ながら音声に合わせて音読します。慣れてきたら本物のシャドーイングで、1つの問題につき、10回ほど音読していました。

シャドーイングは一見、ただ英文を読んでいるだけのような気がしますが、耳が単語をキャッチしている感覚がつかめるようになってきます。疲れていても取り組みやすいです。

英検などの資格には憧れますが、学校の勉強もある中で両立するのはとても大変だと思います。私のやり方はほんの1例ですが、ぜひ参考にしてみてください。