原因がはっきりしていることもあれば、「なぜだかわからないけれど漠然と…」なときも。どちらにしても、早くどうにかしたい「不安感やモヤモヤ」。皆さんはどのように対処していますか? さまざまな方法を高校生記者たちに聞いてみました。
ポジティブ要素を取り入れる
不安を感じるのは、自分に自信がないからかもしれません。だったら、「前向きな思い」や「得意なこと」を思い出して、自信を取り戻しちゃおう! まずはそんな対処法をご紹介。
-
【1】自分の理想を思い描く
不安な気持ちになったとき、「自分が理想とする将来の姿」を思い描いています。自分は将来どうなっていたいのか、そのために今自分は何をするべきなのかを考えていると、自然と「くよくよしている場合ではない」と思えてきます。
自分が不安な気持ちになり何もできない間に、他の人はもっと時間を有効活用しているのだと思い、自分自身を奮い立たせています。(さるすべり=1年)
【2】英語の長文を音読する
私は不安なとき、よく「英語の長文問題の音読」をします。不安になっているときは、頭の中がネガティブな言葉でいっぱいだと思います。内容は関係なくても、実際に声を出すことでその不安が段々と晴れてくる感じがします。不安を抱えながらも勉強に取り組めているという自信にもつながります。(みかみ=3年)
【3】努力の結晶、「ノート」を眺める
私は「周りのみんなはもっと勉強しているんじゃないか」「このままじゃ志望校に合格できないんじゃないか」と不安になることがあります。そんなときは、今まで使ってきたノートを眺めて、「自分は今までこれだけ勉強してきたんだ、これからも頑張ればきっと大丈夫!」と気持ちを切り替え、ギアを復活させています。(さとみず=1年)
不安の原因を究明
漠然とした不安には、まず原因を究明するところから! 頭の中でぐるぐる悩んで抱え込まず、効率的&的確に不安の種を浮き彫りにできる方法をご紹介。
-
【4】自分の不安を紙に書き出す
いろんな事が原因で私たちは不安になります。複数の「問題」が複雑に絡み合い、頭で処理しきれなくなったときに「不安」を感じるのだと思います。
なので、私は「不安」の原因となっている「問題」を1つずつ紙に書き出し、頭の中だけで考えるのをやめるようにしています。そうして書き出した「問題」は、意外と簡単にクリアできるものですよ。(NAGY=2年)
不安な気持ちになったときは、一度紙に自分が今不安に思っていることや考えていることを書き出します。頭の中だけで考えていると、不安なことが次々と浮かび上がってしまい無限ループに陥ってしまいます。
目に見える形にすることで自分の不安を客観視でき、頭の中が整理されます。そうすることで解決策が思い浮かんだり、意外と重大な問題でもなかったなと気付くことができたりするので、心も軽くなります。(ライチ=2年)
【5】すべきことを明確化して計画を立てる
私は一度不安になるとずっと引きずってしまうタイプなので、「大丈夫!」って思えるようなことをします。勉強などで不安になったときは「~までに~をやる」と書き出して、計画を立てます。それだけで、「やらなくてはいけないこと」が明確になるので、「これ全部やったら大丈夫!」と気持ちが楽になります。
人間関係で不安になったときは、無理にコミュニケーションを取ろうとせず、あまり考えないようにしています。余計なことはせず、不安を外に出さないようにしています。(ねねむる=1年)
【6】人と話してクールダウン
不安なときは、なるべく「人と話すこと」を心がけています。「今の自分の感情」を他人に話すことで自己分析もできるし、相手も共感してくれるので、自然と緊張や不安がなくなっていきます。たとえ共感してもらえなかったとしても、やりとりを続けていく中で気持ちが楽になります。
一人でいるときは、「励ます自分」と「励まされる自分」を立てて自分で自分に言い聞かせ、気持ちを奮い立たせてます(笑)。(めておーら=2年)
不安を振り払う! 気分転換
不安なことばっかり考えていると、どんどん気分が下降……。そんな下向き矢印をくるっと上向きに変えてくれるような「好きなもの・こと」や「リラックスタイム」を取り入れて、気分転換するのもオススメ!
-
【7】気持ちを奮い立たせる「スイッチ曲」を見つける
「自分を奮い立たせる曲」を見つけることをおすすめします! アスリートやファイターの入場曲のような一曲を決めることで、「その曲を聴いたらやる気がでる! 頑張れる!」というルーティーンにできます。私の場合は、UVERworldの「Fight For Liberty」。やる気を出すときに聴いています。(Spareribs=2年)
【8】とにかく寝る!
不安を感じたときは、「とにかく寝て」対処します。起きているとネガティブな思考が働いて、不安がどんどん大きくなってしまいます。だから、寝て思考をいったんストップさせるのです。
起きると驚くほど思考はクリアになっていますし、寝る前に比べると不安も小さくなっています。寝るのには特別な道具も必要ないので、手軽な対処法だと思います!(ちこ=2年)
【9】読書と映画鑑賞で現実逃避(?)
私は不安から逃げるために本を読んだり、映画を見たりします(世間ではこれを現実逃避と言います)。
「不安に向き合わずに逃げることは、根本的解決にならないし良くない」と思うかもしれません。実際、場合によっては余計に不安が増すことさえあります。
でも、不安に対して悶々(もんもん)としている時間を読書や映画観賞に充てた方が自分のためになると思っているので、私はいつもこのようにしています。(百瀬=2年)