授業を受ける前の「予習」。面倒だったり必要ないと感じたりして、取り組んでいない人もいるかも知れません。そんな人にぜひ試してほしい予習方法を、高校生記者が紹介します。

【1】英語は単語や訳を中心に

英語の授業中に新しい単語や熟語に出会うと、意味を調べているうちに授業が分からなくなってしまいがち。短時間の予習で授業内容がスイスイ頭に入ります。

語句の意味調べや本文読解

私は「コミュ英」を予習しています。教科書で新しい単元に入った際、語句の意味調べや本文読解を中心に行います。語句は電子辞書で調べ、本文は和訳サイトを参考にしながら読み進めます。

先生が毎回配る授業プリントをもとに予習することもあります。(しむしむ=2年)

授業で扱う文章を理解しておく

英語は本文を書いて、日本語訳と単語調べを中心に予習しています。教科書の章が終わるときには章末問題を解いたり、授業で配られたプリントに取り組んだりすることもあります。(あかり=1年)

余白の使い方にもこだわり、工夫を凝らしている 

予習でわからなかったところをメモ

授業で取り扱う英文を読んで、単語や文法で分からなかったところをメモしておきます。そうすると、授業で一気にその英文を理解することができ、定期テスト前に楽になります。ポイントは「予習は30分くらいで終わらせる」こと。あまり負担にならないからこそ、続けることができると思います!(ピーナッカ隊長=3年)

【2】古文は品詞分解や現代語訳を

古文は、授業を受ける前に文章に目を通してあると理解度が上がります。「授業内容が頭に入ってきやすくなる」という意見が挙がりました。

予習しておくと授業内容の理解が格段に上がる

古文は下調べで理解度が急上昇

まず、教科書の文をノートに写します。その際に、一つ一つの文の品詞分解と和訳を書くようにしています。また、予習の際に重要だなと思った点は詳しく調べるようにしたり、チェックをしたりしています。

面倒くさい作業ではあるのですが、この作業をやることで授業の理解度もぐっと上がりますし、板書をしていて先生の話を聞きそびれた、なんてことも起きないので良いと思います。(Rinka=2年)

自力で現代語訳に挑戦してみる

「古典」は、まずは文法事項、用言・助動詞を確認して印をつけて、何も見ずに1回自力で現代語訳をしてみます。分からない単語があって訳せないときは、古文辞典を使って調べ、もう一度訳をします。

それでも分からないこと、現代語訳ができない箇所があるときは、それは習っていないことか自分が忘れていること、難しい所だったりするので、授業でしっかり学んでいきましょう。(おりお=2年)

訳まで終わらせておく

授業で当てられるので(汗)、現代語訳までしておくようにしています。本文を書き写して、ポイントを書いて……、と大変ですが、なるべく授業前には済ませておけるように心がけています。(めておーら=2年)

本文を書き、品詞分解

古典は本文を書き、品詞分解をしてから授業を受けています。(あかり=1年)

後で見やすいようにノートをとっている  

【3】歴史や現代文もさらっと内容把握

歴史の授業に臨む際に、「なんとなく」でも事前に流れを知っておく。現代文は要約する。これで授業の理解度や習得度がグッと上がるようです!

それぞれの教科に合った予習をしよう(写真はイメージ)   

教科によってやり方の工夫を

「日本史」&「世界史」は、資料集に目を通して流れを把握しておきます。

現代文は文章を読んで、単語の辞書引きと教科書に付属している「問題演習+100字」で内容を要約しています。これは後で先生に添削していただいて、その後リライトもするようにしています。(ひぃ=2年)