「努力は報われるのか」という不安は、受験生なら誰しも抱えるもの。そんな不安を吹き飛ばしてくれるおすすめ受験応援ソングを、高校生記者に紹介してもらいました。
失敗なんか恐れなくていい
日向坂46「何度でも何度でも」
初めて聞いたとき、受験生ならではの成績不振や、思い通りに成績が伸びないといった悩みがちっぽけに見えて、「自分が思った通りの勉強をしよう」と思うようになりました。
「失敗なんか恐れなくていい」という歌詞は、失敗を恐れる私を奮い立たせるようで、分からない問題にも答える勇気と自信を与えてくれました。(あやぴ=3年)
リズム感が気持ちをかき立てる
緑黄色社会「Mela!」
リズムテンポがとてもやる気を引き起こしてくれます。「今日は勉強したくないなぁ」と思っても、メラメラッと気持ちをかき立てることができます。(ゆいまる=2年)
受験の先の未来を見据えて
UVERworld「Fight For Liberty」
ライブでも盛り上がる、アップテンポのロックです。コーラスで繰り返される「Fight for」の後に、Vo.のTAKUYA∞さんが「For liberty」と続けますが、「本当の闘う意味は自分で見出せ」というメッセージがあると思います。
最後の「戦う時はいつだって一人だぞ でも一人じゃない事もわかるだろ?」というフレーズは、まさに受験のことを表現しているようです。受験が終わった後に待つ「Liberty」のために闘え、と受験の先の未来を見据える受験生に響く一曲です。(Spareribs=2年)
自分の努力を認めてくれる
Official髭男dism「宿命」
自分のやってきたことは「嘘じゃない」「無駄じゃない」。高校3年生の受験間際、不安に駆られたときにこの曲を聴くと自分の努力に肯定的になることができて、すごく心が救われます。
「緊張から不安が芽生えて根を張るみたいに僕らを支配する」と本番でガチガチになってしまう描写に対して「そんなものに負けてたまるかと」と力強く鼓舞してくれるのも受験生の強い味方です!(マリーナ=3年)
好きなものを好きという勇気
YOASOBI「群青」
自分が好きなもの、情熱を持っているものを軸にした人の受験応援ソングでもあると感じています。
私自身、AO入試(総合型選抜)の時、「好きなものを好きという」勇気を身につけるまでに少し苦労しました。なぜなら、自分が突き詰めれば突き詰めるほど、興味や知識がまだ浅かったことを思い知らされたからです。
まさに「手を伸ばせば伸ばすほどに遠くへゆく」感覚です。そんな中で「ぼくにしかできないことはなんだ 今でも自信なんかない それでも」と再び向き合う様子ががむしゃらに描かれていて、「自分も頑張ろう」と改めて気合を入れ直すことができました。(マリーナ=3年)
諦めかけそうになったときに
WANIMA「やってみよう」
受験生だけでなく、新たに何かに挑戦する人に勇気を与えてくれる曲だと思います。私自身もくじけそうになったときや、もうダメだと諦めかけたときにこの歌を聴いて頑張る勇気をもらっていました。部活の試合の前にも聴く私のお気に入りの曲です。(Haruka=1年)
力強い歌詞と歌声に励まされる
SexyZone「RUN」
「君の過去も今も未来も 何もかも引っ張り出して 困難な問題も難題も挑んで」というフレーズが勉強している中、苦しかったり、悩んだりしているときの自分と重なります。
実はこの曲の収録時、メンバーの松島聡さんが療養中でした。そのため、松島さんにも届いてほしいというメンバーの想いもこもっているそうです。全体的に力強い4人の歌声から元気がもらえます!(めいけん=1年)
くじけそうな時に強さをもらえる
森山直太朗「さくら」
卒業式の定番曲で、2020年カロリーメイトのCMにも起用されていたので一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。受験合格の象徴である桜。曲名から縁起がいいですね。
芯のある歌声を聴いていると今までの頑張りが思い出され、大丈夫だと少し自信が持てます。また、「さくら さくら いざ舞い上がれ」という命令形の中に含まれる強さが背中を押してくれます。くじけそうなときに聴いてほしい一曲です。(ちこ=2年)
苦しい時も仲間がいる
レ・ミゼラブルより「民衆の歌」
受験で闘う者として、一度は聴いていただきたい名曲です。受験シーズンというのはあっという間に過ぎていきますが、映画「レ・ミゼラブル」で描かれたように、戦いに向かう民衆の一歩を踏み出す勇気に元気とやる気をもらえます。
サビに向かうにつれて、歌う人数が増えていき、音楽も盛り上がっていくところで、「苦しいときも仲間がいる」という気持ちにもなれます。さまざまな方が日本語で歌っているバージョンもオススメです。(まじめがね。=3年)