授業中、ただ適当に板書を写していませんか? 写すことに必死になると、授業に追いつけなくなってしまうかも。ノートを適切にまとめられれば、成績アップにつながるはず! 高校生記者たちオススメの「ノートのとり方」をご紹介します。

【1】読める程度、メモ程度

授業ノートはメモ程度でOK

色をあまり使わないよう心がけています。授業用ノートはメモとして考えているので、「後から見返して読めるか」という点でしか気をつけていません。授業用ノートを元に、見やすい復習用ノートを作っています。説明は教科書に書いてあるので、図解を優先しています。(甘党信者ゆーの=2年)

【2】「間違い」をあえて残す

特に数学などの教科では、間違った計算過程をなるべく消さないで、斜線を引くなど工夫しています。間違えてしまった式を残しておくことで、何で間違えたのか、どこをどのように計算したらいいのか発見することができます。(まじめがね。=3年)

間違った計算をあえて残している

【3】用途で色を決める

色ペンを使いまとめています。テスト前に見返したとき、色があった方がかわいくて勉強のやる気が出るからです。色を適度に使うのもポイントです。あまり使いすぎると大事なところがわからなくなってしまいます。例えば、先生が言っていた大事なところはピンクマーカーを使います。(ながたにえん。=2年)

勉強のモチベーションを上げるために工夫している  

【4】一色だけに絞る

以前はカラフルにノートを取っていましたが、色を使いすぎるとどこが大切なのかがわからなくなったり、色ペンを持ち替えているうちに授業が進んでしまったりしていたので、カラーペンはピンクだけに使うようにしました。

ピンク1色だけにすることで、大事なところがすぐにわかる  

普段は、授業プリントに書き込みをして、復習の授業時にノートをとるようにしています。大まかな要点を書いて、ノートを見てもわからなかったときには授業プリントに戻るようにしています。(manami=3年)

【5】先生の「発言」もメモ

授業の印象をしっかり残すために工夫

黒板に書いてあるものだけを写すのではなく、なるべく先生が口頭で言ったポイントなどもノートに取るようにしています。復習するときに授業で学んだことの背景なども思い出すことができるからです。

夢中になって板書を写すのではなく、先生が話しているときは手を止めて聞くように注意しています。テスト前にとても助かりますよ。(ジャック=2年)

【6】凝り過ぎない

苦手な古典のノート作りを工夫しています。大事なのは「凝りすぎない」こと! 前は授業中の文法解説を聞いて、ノートに写すスタイルでした。品詞ごとに色を決め、きれいに書くことを意識していたのですが、授業内容が頭に入ってこず、試行錯誤した結果、今のノートに落ち着きました。

まず、授業前に授業で扱う本文をノートに書き写して品詞分解をし、下に現代語訳を書いておきます。この予習がすごく大事! 授業中は先生の文法解説を聞きながら、自分の品詞分解で間違っていたところにオレンジのマーカーを引きます。黄色のマーカーは先生が大事だと言った単語、他の解説は目立つようにピンクで書き込んでいます。

簡単なイラストなども描き、「わかりやすさ」と「パッと見で重要なことが分かる」ことを意識

全部黒で品詞分解をしてみた時期もあったのですが、ごちゃごちゃして分かりにくいし、動詞がぱっと見で分かったほうが文章の意味がわかりやすいと感じたので、品詞の色分けは予習でやり、授業に集中できるようにしました。

テスト前は、ピンクのペンとオレンジのマーカーを中心に復習します。大事なところがすぐに分かるこのノートの取り方は本当におすすめです!(あかり=1年)