今年の新語・流行語大賞にもノミネートされた「SDGs」(国連の持続可能な開発目標)。高校生世代だと授業で扱ったり、レポートを書いたりなど、耳にする機会が多いようです。達成目標は全部で17項目で、アイコンを目にする機会も増えているのではないでしょうか。高校生にも取り組めることは? 高校生記者たちに聞いてみました。

「ジェンダー平等を実現しよう」偏見をなくすよう意識

ジェンダー(社会的な性)は、どの人からも切り離すことのできない、最も身近なテーマ。ジェンダー平等の意識をもとうとしている高校生も多いようです。

17項目の中でも身近なテーマの一つ

【1】無意識の偏見に気を付ける

ジェンダー平等の実現に取り組んでいます。「男だから」「女だから」という考えに偏らないように意識しています。(すおの=3年)

「男なんだから~」「女なんだから~」という言葉を使わないように意識しています。「性別」という観点から人を判断したり決めつけたりすることは、してはならないと思います。

小さな心がけですが、このような意識を持った人が増えれば、皆が生きやすい社会につながるのではないかと思います。(ちこ=2年)

「つくる責任、つかう責任」ものを大事に使う

欲しいもの、必要なものが「本当に必要か」考えたり、ものを大切に、長く使うことで資源を守ろうと努力している人もいました。  

【2】できる限り修理して使う

高校生になり、部活や勉強で必要なものが増えました。使っていくうちに壊れたり機能が落ちたりしても、買い換えるのではなく、できる限り修理するようにしています。自分で修理できない場合は購入店で修理してもらい、「持続可能な消費と生産」のSDGsを実践しています。(さるすべり=1年)

【3】節水する

私は「つくる責任・つかう責任」のSDGsを考え、節水を心がけています。日本人は他国に比べて水を使いすぎている、というのを聞いたことがあります。それ以来、水の出しっぱなしに注意するようになりました。(みっすー=3年)

【4】冷蔵庫を長い時間開けない

初歩的なことですが「冷蔵庫を長い時間開けない」など資源の消費量を減らすことを心がけています。大きなアクションを起こしているわけではないですが、日常生活の中でできることを少しずつ積み重ねていくことでSDGsに貢献できると思います。(やまと=2年)

「海の豊かさを守ろう」エコバッグや水筒を使う

レジ袋が有料化され、エコバッグ持参が当たり前になったという人も多いのではないでしょうか。改めて、「何のため」の変化だったのか意識してみるのもいいかもしれません。

私たちが出したゴミが遠く離れた海の生態系に影響を与えている

【5】水筒を持って行く

ペットボトル飲料をあまり買わずに水筒を持っていくなど、ささいなことですが心がけるようにしています!(はるたま。=1年)

【6】エコバッグを持ち歩く

海に捨てられたプラスチックごみは、海に住む生物に悪影響を与えています。レジ袋などのゴミを少しでも削減するため、買い物をするときは必ずエコバッグを持ち歩くようにしています。私の行動が少しでも世界をより持続的にすると思うと本当にうれしいです!(ながたにえん。=2年)

レジ袋が有料化されると決まったときは少し不満に思っていましたが、それをきっかけにプラスチックゴミの問題について考え、「自分のできることはやろう」と思うようになりました。

(はるたま。=1年)

エコバッグは、常に2~3個は持ち歩いています。できることを考え、いろいろなことに目を向けるのが大切だと考えています。(みっすー=3年)

【7】ごみ拾いに参加する

私の住む地域は川が多いので、よくゴミ拾いに参加しています。欠けた茶わんや空のペットボトルまで、川の中にはさまざまなゴミがあります。自分のしていることが少しでも地域の自然を守ることにつながってほしいです。(甘党信者ゆーの=2年)