「きゅん」、それは突然訪れます。みんなはどんな時にきゅんとした? 高校生記者たちが経験した「きゅん」な瞬間を聞いてみました。

不意打ちの優しさに「きゅん」

優しくされるのは、いつでもうれしい。ですが、落ち込んでいるときや不安なときなど、絶妙なタイミングで人の優しさに触れると、いつも以上にうれしくて「きゅん」としちゃいますよね。

自分のことを見てくれていたこともうれしい(写真はイメージ)

 

【1】しっかり向き合ってくれた時

部活の発表会に好きだった先生を招待しました。その後、授業が終わった後にわざわざ私の席まで来て発表会の感想を伝えてくれたんです。「他の先生はそんなことしてくれなかったのに……!」となりました。

私は、次は別の教室に行かなきゃいけなかったんですけど、そこまで一緒に歩いてくれて感想などを話してくれて、すごいきゅんとしました!(すおの=3年)

【2】フォローしてくれた時

それは、文化祭準備でのことでした。私たちは、先輩から装飾の紙を持ってくるように言われました。しかし、何色の紙を持って行けばいいのか分からず、全ての色の画用紙を持って行ったところ、少し厳しい部長に「そんなに持ってこなくていいのに」と怒られてしまいました。

そんなときに一つ上の先輩が、「画用紙がたくさんあって困ることはないから大丈夫だよ」と笑顔で助けてくださいました。私たち後輩は、その一言で「きゅん」としてしまいました。(さるすべり=1年)

【3】手書きのメッセージをもらった時

私には尊敬する数学の先生がいます。受験期に入るにあたり、「何かお守りがほしい」と考えた私は、その先生に「受験に向けて一言書いてください」と紙を渡しました。次の日に返してもらい、見てみると、「無理せず頑張れ!」と書いてありました。

応援してくれている、と感じたのと同時に、生徒思いな姿勢にきゅんとしました。「先生のような教員になり恩返しをしたいな」と思い大切に保管しています。一生のお守りになりそうです(笑)(みっすー=3年)

きゅんの王道、「ギャップ萌え」!

それまで意識したことがなかったのに、意外な一面に「きゅん」。少女漫画などでも王道パターンですよね。狙ってではなく、素の魅力的な部分が垣間見えたときに、心をつかまれてしまう高校生たち、多数です。

みんなやっぱり「ギャップ」に弱いんです。

【4】差し入れとねぎらいの一言を言われた時

私は新聞部なのですが、1学年上の先輩が1人しかいませんでした。その先輩は勉学や素行は決して尊敬できるような人ではなかったのですが、「新聞作り」においては天才でした。

私が初めての取材に困っていたときも、部活動終了時刻が過ぎているのに最後まで付き合ってくれました。取材後にカフェラテを私に渡して「お疲れさま、ちゃんと休むんだよ」と言ってくれたときは感動しました。副部長になった今、私もそんな先輩に近づけるように毎日頑張っています。(甘党信者ゆーの=2年)

【5】寝落ちしたかわいい顔を見た時

私が高2の頃付き合っていた彼女についての話です。その人とは高1の頃、文化祭の実行委員会で初めて一緒になりました。当初は彼女に対して、「常にまじめに仕事を頑張っていて、すごい人だな」というイメージしかありませんでした。

そんなある日、部活が終わって委員会に行くと、仕事で疲れたのか、彼女が委員会の部屋で寝落ちしていました。その時の寝顔のかわいさと、普段一生懸命に仕事を頑張っている態度とのギャップにキュンとしました。(ソワレ=3年)

 寝顔のかわいさと仕事を頑張っている姿とのギャップにキュン…(イラストはひなたさん)

【6】意外な一面を見つけた時

私はギャップに「きゅん」とします。例えば、教室の中やたくさん人がいるところではあまり見せない友達の真面目な一面に、思わず「きゅん」としてしまいます。基本的に、実は「繊細」「人思い」の一面を知ったらもう「きゅん×2」です。

あと、普段は緩い感じの先生が、親身になって相談に乗ってくれたときも「きゅん」としました。(やまと=2年)

カルチャーショック的な「きゅん」

欧米では一般的な「レディーファースト」。日本ではあまりなじみがないこともあり、ふとしたときにそんな対応をされるとどきっとしてしまいます。

レディーとして扱われることにもテンションが上がる 

【7】レディーファーストな対応をしてくれた時

アメリカの高校に留学している私がきゅんとしたエピソードは、「男子がとても女子に優しいところ」です。男子は常にどの女子に対してもレディーファーストで、ドアを開けておいてくれたり、先に譲ってくれたりします。彼らは同じ学年ではありますが、私より年下です。年下ですが、あまりに大人っぽい態度に思わずきゅんとしてしまいます(笑)(ながたにえん。=2年)