何か失敗した、不安で後ろ向きになった時……。ネガティブな状態をできるだけ早く断ち切りたいですよね。みんなはどのように気持ちの切り替えをしているのでしょうか。高校生記者たちに聞いてみました。

「モヤモヤ」を書き出して整理

自分の中にたまった「嫌な感情」や「なんとなく感じる不安」を、紙などに思いつくまま書き出す方法。ネガティブの原因と向き合い、気持ちの整理ができるようです。実践している人多数!

自分の中に感情をためたままにしない(イラストはひなたさん)

【1】紙に書き出す

不安な気持ちを紙に好きなように書きまくります。その紙を残しておいて後で読むと、「こんな気持ちになったんだ」「昔も同じこと考えてるな」などとわかって面白いです。(すおの=3年)

【2】日記アプリにアウトプット

その時の気持ちをそのままスマホの日記アプリなどに書きこんでいます。ネガティブが「どこから何で来たのか」が何となくわかってきて、気持ちが落ち着くことが多いからです。

原因や経緯が分かると解決方法が見えてきたり、意外にどうでもいい悩みだったと気づいたりすることもあります。(はるたま。=1年)

【3】好きな音楽を聴いて文章に

大好きな音楽を流しながらひたすら文章にしていきます。私は人に話す際に気を使いすぎてしまうことから、相談することが苦手。けれど、書くことならどれだけ時間を使っても気まずい思いをすることもなく、素直な感情に向き合えます。

言葉にして書くことで、自分の中にあったモヤモヤの塊が紙に移っていくような感覚があり、感情を吐き出すことができます。漠然とした不安の原因や解決方法が見えてくることも。(マリーナ=3年)

【4】原因を突き止める

とにかく原因を突き止めています。それさえ分かってしまえば、解決方法を考えて行動するのみ。おすすめは「自分の考えを箇条書きにして、ちゃんと書く」ということです。そうすることで気持ちもすっきりします。(甘党信者ゆーの=2年)

前向きにさせてくれる存在の力を借りる

落ち込んでいるときでも、前向きになれたり元気をもらえたりする存在に頼ってみるのも良い手かもしれません。ポジティブな気持ちを取り戻すきっかけになるものを見つけてみよう!

いつでも自分を元気づけてくれる存在 

【5】簡単なことをやってみる

試験の成績が落ち込んだことがありましたが、そういうときは基礎基本から見直すよう心がけています。大体精神的な面から来ることが多いので、「共通テストよりも少し簡単」くらいの問題をたくさん解いて自信をつけることも有効でした。(ソワレ=3年)

【6】お世話になった人のことを考える

私は落ち込んだときに、今まで私を支えてくれた人のことを思い出します。「絶対に自分の力だけでは生きてこられなかったし、たくさんの人の協力があってここまで来れているのだ」と考えて、その人たちの恩に報いるためにもネガティブになっていてはいけないと、自分を奮い立たせます。(さるすべり=1年)

【7】ドラマのシナリオ本を読む

好きなドラマのシナリオ本を読んでいます。ドラマには人生の参考になるセリフがたくさん転がっているので、吸収して「この登場人物のように頑張ろう!」とポジティブな気持ちに切り替えます。映像もいいですが、シナリオ本は紙とインクのあたたかさが感じられて心が落ち着きます。(ちこ=2年)

セルフコントロール力を身につける

ネガティブな感情を引き起こした原因を、見方を変えて前向きに捉えてみる。落ち込んでいる自分に寄り添う。そんな方法で気持ちを上向きにできるようになれば、どんな困難にも立ち向かえそうですね。

自分の気持ちをコントロールできるように

【8】自分に優しい言葉を言う

私は結構感情の波が激しいので、落ち込むことが多々あります。そんな時って「疲れたな」「全然うまくいかないな」などという言葉を口に出してしまいがちですが、「なんだかんだ一日過ごせたな」とか「うまくいかない時もあるよね」って自分自身に言ってあげると、少し気持ちが楽になったりします。自分に寄り添うような感じでいるのも一つの手かなと思います。(やまと=2年)

【9】すぐに忘れる

「すぐ忘れること」が大事だと思っています。とは言え、忘れるのはなかなか難しいと思います。そこで私はネガティブをポジティブに変えるために、「良い経験をした。これで私はまた強くなったな」と思うようにしています。(ながたにえん。=2年)