「ちょっとしたミス」をしてしまうことは、よくあると思います。そんな「ちょっとしたミス」が大きなミスに変わってしまった、高校時代の出来事を紹介します。(職人K・私立大学1年)

体育祭運営、無事終わる……はずだった

私はある年の体育祭で、全体の運営を担う運営委員の一人でした。会場の準備から当日の司会進行まで行い、総合得点を計算し、順位発表。何事もなく体育祭は閉会したように感じました。

競技や演舞などで例年通り盛り上がる体育祭

体育祭が終わって数日後、運営委員の一人から衝撃の事実を耳にしました。それは体育祭の総合得点の計算が間違っていたということでした。それにより、順位変動が起こるという大問題に発展しかねません。たった一つのうっかりミスが、こんなに大きな問題になるなんて……。

隠すか、先生に相談するか悩んだ末に

この事実を運営委員だけで隠ぺいするべきか、先生方に相談するべきか、私たちは悩みました。

最終的に、先生方に相談に行くことを決めました。先生方に事実を説明すると、私たちに真摯(しんし)に向き合い、この問題の対応を手助けしてくださいました。具体的には、学校だよりの最後に「体育祭の総合得点の訂正とおわび」という記事を掲載し、冷静に、多くの人に事実を伝える方法を考えてくださいました。

最終的に誰からも反感を買うことはなく、事態は収束しました。

失敗できるのは今のうち!

高校生のみなさん、今のうちに失敗を恐れずたくさん挑戦して、たくさん失敗してください。その中で「うっかりミス」が大きなミスにつながることがあるということを、今回のような事例でなくても実感できると思います。高校生のうちであれば、先生方も助けてくれます。

失敗を恐れずに挑戦しよう!

そして、失敗するたびに、失敗したときの対処法や失敗しないための知恵をたくさん学んでいってください。みなさんの学校生活がより充実したものとなることを願っています!