高校生になると部活の活動範囲が広がり、校外での活動も増えます。ですが、学校に許可をもらう必要がある場合、なかなか実現に至りません。学校側が厳しくせざるを得ないのには、どのような背景があるのでしょうか。(カリフラワー=2年)
校外活動の企画を許可してくれない
私の入っている部活では、活動内容をその都度企画します。
例年あまりたくさん活動しているわけではありません。特に昨年はコロナ禍ということもあり、活動は1度のみで終わってしまいました。その反省から、今年はいくつも企画を考えて、先生方や友人と話し合いました。
しかし、実現できたのは現時点でたった1つ、校内での活動のみでした。
もちろんコロナ禍であるため、できなかったこともあると思います。ですが、実現できない理由に「写真に生徒の顔が写ってしまってはいけない」「外部との金銭のやり取りはトラブルになる恐れがある」などがありましたが、少し工夫すれば実現可能なものもあるのではないかと思います。
「写真には必ずぼかしを入れる」「金銭のやり取りはきちんと帳簿をつけて学校に提出する」という決まりを作るだけでも、実現に近づくと思いませんか?
生徒を守りたい気持ちはわかるけれど
次に、学校側の視点で考えてみたいと思います。根本にあるのは「生徒が危険なことに巻き込まれないように守りたい」という考えでしょう。より強くなったのは、SNSの普及もひとつの原因だと思います。
先ほどの「写真に生徒の顔が写ってはいけない」という例も、これにつながっています。もしも何かの手違いで、写真がそのままツイッターなどに投稿されてしまったら、「悪用されない」とは言い切れません。トラブルに巻き込まれてからでは遅いため、学校側も活動に対して厳しいのです。
辛抱強く話し合いをしなきゃ
生徒側としては、やりたいことを自由にできないと不満を抱くことも多いです。ですが、学校はやみくもに禁止しているわけではないのかなと思います。そのことを踏まえ、私たちも辛抱強く話し合いをしたり、詳しい企画書を作ったりするなど、学校側を納得させられるように努力することが必要かもしれません。