人間関係は多くの人にとっての悩みの種になっているのではないでしょうか? 私は学校で孤立したくなくて、友達グループに入って行動していました。そんな私が勇気を出して「はみだした」ことで感じたこととは――。(ぽてと=2年)

誰かと行動するのが当たり前

私は何をするにも「誰か」と行動していて、ひとりでどこかに行くこともありませんでした。ですが、高校生になって半年、このまま人に合わせて過ごすよりも、今ここで一歩踏み出したいと思いました。変化を恐れてばかりいる自分への挑戦でもありました。

いつも誰かと一緒に行動していた私の挑戦とは?(写真はイメージ)

しかし学校では、すでにいろんな人間関係が構築されていました。私もその中にある一つのグループで過ごし、登下校をしていました。

一人で行動してみたい…

私は、誰かに合わせたりするのではなく自分ひとりで行動しようと意気込んでいました(笑)

しかしいざ実行に移そうとすると、不安を感じました。他人に依存していた時間が長かった分、不安になりました。

そしてある日の帰りに、何の理由も言わずに「一人で帰る」と、一緒に過ごしていた人たちに伝えました。そのとき、相手の反応を待たずして、すぐその場から離れてしまいました。

ですが、今思うと自分がなぜ関係性を変えたいのか、しっかりと説明した方がよかったと思います。私の場合、中途半端になってしまったことで、お互いに気まずい関係になってしまいました。

一人に慣れてきた

ただ、後悔はしていません。普段学校で行動していた人との関係がなくなったので、もちろん一人で行動することになりました。不安を抱きながらも、慣れたら大丈夫になると思い登下校していました。

一人で行動することに慣れてきた(写真はイメージ)

実際、日を重ねるごとに慣れてきて、現在は特に一人で何かするということに違和感はありません。

自分の意思を大切にできるように

私は「はみだす」という行動を通じて、反省と良かったと思うことがいくつかあります。

反省は、先ほども書きましたが、一方的で後味の悪い距離の取り方をしてしまったことです。相手に自分の気持ちを伝え、自分も相手の気持ちを聞くべきだったと思っています。

良かったことは、「気づき」に出会えたことです。特に、自分に素直に生きることの大切さです。私ははみだしたことで、自分自身と向き合う時間が増えた気がしています。

そして、課外活動にも積極的に参加するようになりました。一番感じる変化は、自分の意思を一番に考えるようになったことです。進路や将来についても日ごろから向き合うことができるようになりました。

最後に、当時の私と同じような悩みを持っている方に、少しでも勇気を持ってもらえたらうれしいです。