学校生活の一大イベント、文化祭。クラスや部活動ごとに出し物を考えたり、実行委員として参加したりと、さまざまな楽しみ方があります。高校生記者たちが文化祭を体験し、感じた「あるある」を聞いてみました。

目次

1、準備が忙しすぎる

2、仲間のいつもと違う姿にきゅん

3、準備期間の雰囲気がまさに青春

4、テンションやモチベに差が出がち

1、準備が忙しすぎる

みんなの意見をまとめたり、企画を練ったり。準備から当日まで、やることが多く苦労するけど、達成感や感動も大きい!

あれもしなきゃ、これもしなきゃ…勉強も部活もあるけれど…

準備間に合わないよー!

私は去年、文化祭の役員をしていました。コロナ禍で、役員が集まって会議をすることができなかったため、なかなか準備が整いませんでした。文化祭1カ月前は本当に忙しい中で、勉強もしなければならないし……。

部活に出る時間も取れないほどで本当に大変。ですが、その分自分が関わって作り上げた文化祭は、例年以上に楽しいものとなりました。私の青春の1ページです。(ながたにえん。=2年)

リーダーはもっと大変

文化祭のリーダーはただ物を作るだけではなく、必要な物品を申請したり構想を練ったりと、想像以上に忙しいです。

文化祭の時期になると、リーダーは、文化祭を楽しむよりも「みんなが楽しい」と思える文化祭を成功させるために動き回ります。終わる頃には「もうやりたくない……」と少し感じてしまうのが「リーダーあるある」だと思います。翌年は思い出が美化されて、再びリーダーをやっているのですが……。(神崎リン=3年)

2、仲間のいつもと違う姿にきゅん

作品やステージを通して、普段授業を受けているときとは全く違う姿を見せる友達や、体育祭では目立たないけど文化祭で力を発揮し、大活躍している子の姿に驚かされることも。

普段とのギャップにドキっとしちゃうことも

体育祭とは別のメンバーが大活躍

文化祭では、クラスであまり目立たない子が思わぬ才能を発揮することがあります。

体育祭などでは元気な子、運動ができる子が前に出がち。ですが、文化祭では緻密に計算された出し物などが多いためか、普段物静かな子が、ものすごくクオリティーの高い作品や構成を作り出し、クラスを盛り上げてくれます。クラス一人一人が必要不可欠だと思える大切な行事だと感じています。(まじめがね。=3年)

学校内で自分の「推し」が見つかる

コロナがはやる前まで私の学校の文化祭は、体育館での催しが主流。各学年、体育館の舞台で演劇やその他のパフォーマンスをします。文化祭準備期間中は、みんなの表情が自信で満ちあふれてキラキラしています。授業のときとは別人のようです(笑)

当日はみんなペンライトを持って、「推し」を見つけてはその人の名前を叫んだり、写真を撮ってもらったり。普段なら勇気が出なくてできないことですが、文化祭だからこそできる「青春」を楽しみます!(JURI=3年)

3、準備期間の雰囲気がまさに青春

みんなで意見を出し合い、出し物が決まったら、当日に向けて準備が始まります。放課後残って制作したり、買い出しに出掛けたりする特別な時間が、大切な思い出の1ページになるようです。

普段とは違う空気が学校全体に漂う

準備期間の「非日常感」が最高

文化祭シーズン、夜遅くまで学校に残って準備をする、あの非日常感がものすごく好きです! 文化祭は楽しみだけど、この準備の時間は終わってほしくない……と思うのはあるあるではないでしょうか。

普段は部活や勉強につかれて早く家に帰りたいと思う学校ですが、この期間だけは帰りたくないな~と思ってしまいます。(はまこ=2年)

遅くまで残って準備が青春って感じ

私の学校は高校生になると、文化祭準備で中学生より少しだけ遅くまで学校に残ることができます。暗くなっていく中で友達といろんな話をしたり、買い出しに行ったりする際に青春を感じて、優越感に浸ってしまうのは文化祭あるあるだと思います!(マリーナ=3年)

文化祭ならではの衣装に派手なメーク

うちの学校はクラスの発表よりも、部活や有志団体で行われる発表の方が盛り上がるので、みんなそっちに力をいれます。

そのため、文化祭が近くなるとみんな部活に力を入れ始めます。特に面白いのはダンス部やバトン部などのパフォーマンス系の部活! 衣装に派手なメークで部活前に廊下をせわしなく行き来してるのを見ると、文化祭が近いな……と感じます!(あかり=1年)

4、テンションやモチベに差が出がち

イベントに対して積極的な人ばかりではありません。やる気のある人とない人とのギャップがトラブルにつながることも。また、舞い上がってちょっと的外れな言動をしてしまう人もいるようです。

みんなで気持ちを一つにするのは結構難しい

その企画、現実味ないよ

漫画や小説、アニメに影響されたのか、現実的ではない出し物を提案する人がいます。

スケジュールがキツキツなのにいろいろと時間のかかる劇やダンスを提案する人や、ミスコンを提案してきた人もいました。ミスコンで人に優劣をつけるのはこのご時世ご法度なので、案の定、担任の先生から審査せずに行う方向で調整するように言われていました。もっと客観的かつ冷静に考えればいいのにな、と思います。(カモミール=2年)

やる気のギャップでギスギス

やる気のある人たちとそうでもない人たちの間に隔たりができる。表ではすごく穏健に生活してても、裏では互いをブチブチ言い合っている状態。(百瀬=2年)