みなさん、英語は好きですか? 私は……。「コミュニケーション英語」がもはや敵となっていました。コミュ英で赤点を取り留年の危機に陥った私が、平均点を超えるまでになった勉強法を紹介します。(高校生記者・しむしむ=2年)
コミュ英で2連続赤点、留年の危機!?
高校1年生、初めての定期試験。私はコミュ英で、人生初となる赤点を取りました。私は中学では英語が得意だったので、とてもショックでした。さらに、2回目の定期試験でも赤点。
「うわやばっ……。私、このままじゃ留年?」。ここから私の「打倒! コミュ英対策」が始まります。
教科書丸暗記で良い点数
次の3回目のテストで50点以上取らないと、私の進級は危うくなってしまいます。
私はあることに気付きました。「コミュ英、教科書暗記しないと無理ゲー説」。「これ、教科書覚えてないと解けなくね?」な問題が、ギッシリなんです。
友達は丸暗記を実践していました。焦る私。丸暗記か……いちかばちか……やるしかない!
暗記なんてしたくないというプライドを捨て、私は教科書本文を丸暗記しました。残念ながら当時の私には、それ以外に方法が思いつかなかったのです。
結果は見事、6割超えの点数。4回目のテストでも同じ方法で好成績を残し、無事進級しました。
丸暗記は無謀と悟る
2年生になり、1回目のテストでまた壁にぶつかりました。「丸暗記、無謀すぎる」。2年生からは範囲も広くなり、丸暗記は非効率です。
ようやく私は気付きました。“My mother was a classical viola player in an orchestra.”を丸暗記する無意味さに!
単純な話です。特に新しく習う事項が含まれていない、簡単な文を丸暗記するのは時間の無駄。なぜならテストに出題されないから。
頭の中で和訳、重要な部分にマーカーを引く
私は頭の中で和訳をしながら教科書を読むようにしました。「“…who should have been more objective, lies in the interesting life…”……新しく習った部分だな。重要だ。テストに出そう!」そう感じた部分全てにマーカーを引いて覚えるようにしました。
これが大成功! 点数的には無意味に全部丸暗記して対策した時と大差はないものの、かかる時間や手間を考えればパフォーマンスははるかに向上しました。
暗記こそ英語の勉強の本質なのでは
私はコミュ英で赤点をたたき出してから考えてきました。「なぜ、先生たちは教科書を丸暗記しないと答えられないような問題を出すのか」「英語は暗記科目なのか?」
私の考えですが、なにか言語を習得するときは、「まず覚えることから始まる」のではないかと思います。単語を覚えて、用例を覚えて、実際に使ってみて、初めて身につく。それこそが、英語の勉強の本質。
先生たちは、テストの作問を通して、このようなメッセージを私たち生徒に伝えようとしているのではないでしょうか。みなさんもぜひ、自分に合った勉強法を見つけてみてくださいね。くれぐれも私みたいなことにはならないように、お気をつけください!