1983年に始まった日本テレビ系のバラエティー番組「高校生クイズ」。全国各校の高校生チームが日本一を目指してクイズでしのぎを削る。放送日が9月10日(金)夜9時からに決定し、全国大会への切符を手にした50校が発表となった。(中田宗孝)
41回目を迎える今大会のテーマは、「ソウゾウ(想像×創造)して未来を切り拓け!『ソウゾウ脳』」だ。
想像力と創造力が必要なクイズに刷新
「高校生クイズ2021」の番組担当者は、「今年の『高校生クイズ』は、『ソウゾウ脳』をテーマに全く新しいクイズ番組に生まれ変わりました。知識だけでは解けない、想像力と創造力を駆使した者だけが日本一の座を手にすることができます」と話す。
全国大会では、3人1組の高校生チームが「ソウゾウ脳」クイズに挑戦。どのような問題が出題され、正解を導くための発想のポイントはなんだろうか。
「問題:日本人の一番多い誕生日は何月何日?」
「このような問題が全国大会で出題されます。一見難しくても、『ソウゾウ』すれば答えは誰にでも分かります。出産を特別なイベントとして感じていたり、仕事や家事で忙しい親の気持ちになって考えてみたりすると、少し正解に近づけるかも知れません」(前出・番組担当者)
全50校が全国大会へ
7月中旬、全国大会への出場をかけた「全国どこでもスマホ一斉予選」が行われ、全国47都道府県の代表校が決定。そして「特別枠」の3校を加えた、全50校が全国大会の舞台へと進み、優勝を目指す。
今年の全国大会では、1回戦のみリモート形式で行い、2回戦から決勝戦までは東京のスタジオで実施される。
前出の番組担当者は、全国大会で躍動する高校生たちの姿を語る。
「クイズに青春をかけた高校生活の集大成ということで、みなさん、はつらつとした様子でした。『ソウゾウ脳』クイズに真剣に取り組み、とても楽しんでいます。そして、憧れのかまいたちさんや伊沢拓司さん、日向坂46さんにスタジオで生対面してとても興奮していました。ぜひ、家族そろって『高校生クイズ』をご覧ください」
灘、ラ・サール、栄東…クイズ名門校も出場
前回大会で日本一に輝いた渋谷教育学園幕張高校(千葉)は今回予選で敗退。千葉県代表には、木更津総合高校が選ばれ、全国大会初出場ながら予選での勢いそのままに頂点を狙う。
そして、灘高校(兵庫)やラ・サール高校(鹿児島)といった、視聴者からの注目度も高いクイズ強豪校が全国大会に進出。また、クイズ番組「東大王クイズ甲子園2021」はじめ、数多くのクイズ大会で実力を発揮している栄東高校(埼玉)からは、県代表と特別枠に選ばれた2チームが全国出場を果たし、活躍が期待される。